第1部
中間テストが1週間後と迫ったある日
唯「勉強会?」
佳奈「そう!島田先輩が教えてくれるんだってー!奏汰も行くみたいなんだけど、唯も行こうよ」
島田晴の勉強会……
首席に教えてもらえるのに損はないだろうけど………
唯「んー、私はいいや」
佳奈「どうして?」
唯「大勢で勉強すると捗らなくて。図書館でするよ」
それに島田晴ってのがなんか嫌よね。
唯「またあったら誘って?」
佳奈「うん、分かった」
私だって頑張れば……
奏汰「あ、先輩」
唯「奏汰?どした」
奏汰「お昼行きましょうよ!オレ美味しい店見つけたんすよ」
佳奈「いいじゃん!奏汰の奢り?」
奏汰「そこは先輩たちがオレに……」
晴「清水さん」
唯「っ」
なに、なんなの?
晴「お昼、一緒にどう?」
唯「わ、私ですか?」
晴「うん」
ニコッと笑う島田晴
なんで………?
唯「でも私、この子たちと…」
佳奈「私らのこと気にしなくていいよ!2人で食べてくるし!」
奏汰「そうっすよ。2人で仲良くどうぞ」
こ、こいつらぁ………
晴「何か食べたいものある?」
唯「え、あ、な、なんでも、いい、です…」
どうして私がこいつと食べないといけないの?
そもそも、どうして私を誘う?
もしかして、この前のお礼が足りなかったとか………?
いやいやいや、学科一の人気者がそんな小さいことで難癖つけてくるわけないわよね…
晴「清水さんとは1度話してみたいと思ってたんだ」
唯「あ、あはは…、そうですか………」
私は話すことなんてこれっぽっちもねーっつの!
で、連れてこられた場所っていうのが……
唯「み、ミーティングルーム………?」
ま、まさか!私にあんなことやこんなことをするつもりで!?
ないな、落ち着きましょう…………
唯「あの、先輩?お昼は…」
晴「はぁー……」
唯「?」
ため息
島田晴は、私に背中を向けたままこう言った
晴「お前、オレのこと嫌いだよな」
唯「は」
あまりに唐突だった
確かに嫌いではあるけれど
晴「態度見てたら分かんだよ。好き嫌いは勝手だけどよ、あからさまにされるとイライラすんだろ」
唯「あの、わざわざそれ言うために?」
晴「何が気に食わないか知んねえけど、オレの目に付くとこでは2度とすんな」
ほー………
学科一の人気者に、まさかこんな裏の顔があるとは……
拍子抜けというかなんというか
唯「分かりました。まあ、二度と先輩の前に現れることもないと思いますけど」
晴「はっ!お前、年上に対しての口の聞き方がなってねえな」
唯「先輩は敬えるような人じゃないので。話はそれだけですか?私お腹すいたんでお昼食べます。じゃ」
ただの猫かぶってる性悪男じゃない
なるほど、みんな騙されてるってわけね
残念とかそんなものはないけれど
唯「あーあ、佳奈たちとご飯食べたかったなあ」
まあ二度と関わることもないし、気楽にいくわよ。
晴「チッ」
唯「勉強会?」
佳奈「そう!島田先輩が教えてくれるんだってー!奏汰も行くみたいなんだけど、唯も行こうよ」
島田晴の勉強会……
首席に教えてもらえるのに損はないだろうけど………
唯「んー、私はいいや」
佳奈「どうして?」
唯「大勢で勉強すると捗らなくて。図書館でするよ」
それに島田晴ってのがなんか嫌よね。
唯「またあったら誘って?」
佳奈「うん、分かった」
私だって頑張れば……
奏汰「あ、先輩」
唯「奏汰?どした」
奏汰「お昼行きましょうよ!オレ美味しい店見つけたんすよ」
佳奈「いいじゃん!奏汰の奢り?」
奏汰「そこは先輩たちがオレに……」
晴「清水さん」
唯「っ」
なに、なんなの?
晴「お昼、一緒にどう?」
唯「わ、私ですか?」
晴「うん」
ニコッと笑う島田晴
なんで………?
唯「でも私、この子たちと…」
佳奈「私らのこと気にしなくていいよ!2人で食べてくるし!」
奏汰「そうっすよ。2人で仲良くどうぞ」
こ、こいつらぁ………
晴「何か食べたいものある?」
唯「え、あ、な、なんでも、いい、です…」
どうして私がこいつと食べないといけないの?
そもそも、どうして私を誘う?
もしかして、この前のお礼が足りなかったとか………?
いやいやいや、学科一の人気者がそんな小さいことで難癖つけてくるわけないわよね…
晴「清水さんとは1度話してみたいと思ってたんだ」
唯「あ、あはは…、そうですか………」
私は話すことなんてこれっぽっちもねーっつの!
で、連れてこられた場所っていうのが……
唯「み、ミーティングルーム………?」
ま、まさか!私にあんなことやこんなことをするつもりで!?
ないな、落ち着きましょう…………
唯「あの、先輩?お昼は…」
晴「はぁー……」
唯「?」
ため息
島田晴は、私に背中を向けたままこう言った
晴「お前、オレのこと嫌いだよな」
唯「は」
あまりに唐突だった
確かに嫌いではあるけれど
晴「態度見てたら分かんだよ。好き嫌いは勝手だけどよ、あからさまにされるとイライラすんだろ」
唯「あの、わざわざそれ言うために?」
晴「何が気に食わないか知んねえけど、オレの目に付くとこでは2度とすんな」
ほー………
学科一の人気者に、まさかこんな裏の顔があるとは……
拍子抜けというかなんというか
唯「分かりました。まあ、二度と先輩の前に現れることもないと思いますけど」
晴「はっ!お前、年上に対しての口の聞き方がなってねえな」
唯「先輩は敬えるような人じゃないので。話はそれだけですか?私お腹すいたんでお昼食べます。じゃ」
ただの猫かぶってる性悪男じゃない
なるほど、みんな騙されてるってわけね
残念とかそんなものはないけれど
唯「あーあ、佳奈たちとご飯食べたかったなあ」
まあ二度と関わることもないし、気楽にいくわよ。
晴「チッ」