ケンカ
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「イタタ………」
今日の実技で足を痛めてしまった。
「おい、充希大丈夫か?」
「さっきので足痛めたんじゃない?」
同じクラスメートの三木ヱ門と守一郎が声をかけてくれた。
「あ、うん!平気平気!!大したことないよこんなの!」
「でも、一応医務室に行って手当てしてもらった方が良いんじゃないか?」
「そうだね。充希は保健委員会だから」
確かに、医務室で手当てしてもらうのは規則的なものだけど、こんなぐらいのケガで数少ない包帯を使うわけにはいかない。
「だいじょーぶ!!心配しないで、井戸で水で冷やしておけば大丈夫よ」
私は、大したことないと思ってそのままにしておいた。
だけど、それが心配性の伊作先輩の耳に入ってケンカになることを思いもしなかった。
「あ、伊作先輩、留三郎先輩!」
医務室に当番で行こうと廊下を歩いていたら、目の前には保健委員会委員長の善法寺伊作先輩と伊作先輩と同室の用具委員会委員長の食満留三郎先輩が何故か、真剣な表情で立っていた。