私の先輩は不運
名前変更
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「今の伊作先輩じゃないか?」
「…はい。きっと、落とし穴に落ちたか何かしたんだと思います……」
肩を落として『ハハ………』っと苦笑いでいれば、田村先輩やおばちゃんも苦笑いを浮かべる。
「はい、お待たせ。おにぎりできたよ。早く行っておいで!」
「おばちゃん、ありがとう!では、田村先輩失礼しますね」
「あぁ」
私はおにぎりの乗ったお皿を手にして急いで食堂を飛び出した。
「伊作せんぱーい!………あ」
「ふへぇ………」
落とし穴………ではなく、全身びしょ濡れ姿の伊作先輩が転んでいた。
どうやら、水を入れた桶を運んでる途中で足を滑らせたかなにかで転んで、そのうえから水を被ってしまったようだ。
「……大丈夫ですか?」
「あぁ、すまない」
私は伊作先輩の手を引いて立ち上がらせた。
「………早く医務室に戻って濡れた服を着替えましょう!」
「そうだね」
医務室に戻って、私はタオルを取り出し伊作先輩に渡す。
濡れた服も物干し座で干して乾かす。