私の先輩は不運
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「包帯は~しっかり巻いてもきつ過ぎず~すばやくきれいに 揺るまぬように~」
保健委員会の包帯の歌を歌いながら包帯を巻いていく。
「ふぅ………伊作先輩、喉が渇きました」
「うん、そうだね。じゃあ、井戸で水を組むついでに食堂に言っておばちゃんに、おにぎり作ってもらおう」
「あ、じゃあ私が行きます!」
「いや、一人じゃ大変だから、僕も行くよ。僕は水組むから、充希はおにぎり貰いに行ってくれるかい?」
「わかりました!」
私は食堂へ、伊作先輩は井戸へと向かった。
「あれ、充希じゃないか」
「あ、田村先輩、お疲れ様です。どうされたんですか?」
食堂でおばちゃんがおにぎり作ってくれていて待っていれば、四年生の田村三木ヱ門先輩が食器を手にいらっしゃった。
「あぁ、おばちゃんにおにぎり作ってもらっていてな。食器を返しにきたところだ」
「そうなんですね。私もそうなんです……委員会の当番で小腹が空いたので、おにぎり作って貰っています」
「へぇ、そうなのか『うわぁっ!』……え?なんだ?!」
「この声は伊作先輩!?」
たぶん、水を組んで戻る際に落とし穴に落ちたか何かしたのだろう……