ケンカ
名前変更
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はじめて伊作先輩にビンタをされ、どういう感情かは分からないけれど涙が溢れてきた。
「あ、ごめん……充希……!」
パシッ
「もういいです!」
こちらに伸びてくる伊作先輩の手を払い、私は、後ろにいた仙蔵先輩と文次郎先輩を押し退けて走った。
「充希!!」
後ろで私を呼ぶ声がしたけど立ち止まらずに無視してあの場から立ち去った。
(໒꒱.。伊作side)
充希が走り去ってしまい僕は、手を出してしまったことを後悔した。
「…伊作、何があったかは知らんが手を出すのはやり過ぎだ」
「ごめん……でも、充希がケガしたのに僕に黙ってケガのこと無かったことにしようとしたから」
自分でも気が付かないうちに手を出してしまっていた。殴ってしまったこの手に力強く握り締める。
「充希は充希なりに気遣いがあったからこその行動だろうな」
「…モソ」
「あぁ。一番頭を悩ませるのは伊作だ。そういうことを委員長思いの充希たちだって分かってる」
「そうだな!だから、ケガしたことを言わなかった。伊作!充希の気持ちも分かってやれ!どんどーん!」
小平太が『ワッハハハ』と伊作の肩に手を乗せて笑う。
「……うん、そうだね。僕、充希を探して話し合ってくるよ!」