自惚れ体質の先輩
名前変更
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「それに……」
「あ、まだあるみたい」
「田村先輩は、実技で教えてほしいことは直ぐに教えてくれますけど……滝夜叉丸先輩は教えることよりも先に自分の話をされてしまうので………」
実際そうなのだ……
「ほーら、見ろ!滝夜叉丸。充希もお前なんかより私の方がいいみたいだ」
勝ち誇ったように言う田村先輩に滝夜叉丸先輩はワナワナと体を震える。
「あ、で、ででも、滝夜叉丸先輩はこう見えて後輩思いで、よく委員会で後輩のこと気にしていらっしゃいますよね?一年は組の金吾が言っていましたよ」
怒って戦輪が飛んできては怖いので、どうにかして滝夜叉丸先輩を褒めた。
「それは当たり前だろう?体育委員会の委員長はあの七松小平太先輩なのだ。あの体力で後輩が無事に付いていけているのか心配だろう」
「おー………」
こういうところは、本当に感動するのだけど……委員会から離れるとダメなんだよね……
「噂をすれば七松先輩がこっちに来たよ」
綾部先輩の一言にギョッとする滝夜叉丸先輩