自惚れ体質の先輩
名前変更
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「はぁ!?誰が、お前なんかに羨ましがるものか!」
「そう照れるな三木ヱ門。素直になれ」
「照れてなんかないわ!アホ!」
「誰がアホだと!?」
またしても言い合いになる二人をよそに、私はボソッと呟いたつもりだった。
「どうせファンクラブのメンバーになるなら田村先輩の方がまだマシよね………」
「なにっ!?」
「充希!それは本当か?!私のファンクラブのメンバーになりたいって言うのは」
取っ組み合いになっていたのを離して、私の両手を握りしめた。
「え、いや……な、なりたいって言ってるわけでも」
「そうか!お前は私のファンだったのだな!嬉しいぞ私は!」
「あ、あの………」
可愛らしい顔で更に目をうるうるさせる田村先輩に上手く言えなくなってしまった。
「な、何故だ!何故、私ではダメなのだ?!」
えらくショックを受けている様子の滝夜叉丸先輩に苦笑いをしながらも答えた。
「だって……滝夜叉丸先輩とは違って田村先輩は自慢話はしないもの……」
「!」
「あー、確かに自惚れは一緒だけど自慢話話しないよね~」
喜八郎も納得したように頷く。