自惚れ体質の先輩
名前変更
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「さぁて」
「孫兵、こらからジュンコとお昼寝?」
「いや、散歩なんだ。ジュンコと僕の二人っきりの散歩は安らぐし幸せな気分だよ」
「わかったわかった。行っておいでよ」
自分の世界に入りそうになる孫兵に、早く散歩に行くよう促したあと、私は暇なので敷地内でブラブラ散歩することにした。
「………くぅ、あはっ…うぅ」
ん?
日陰で何か声がするので近付いてみれば、四年生の滝夜叉丸先輩が声を上げて何かしていらっしゃる。
「…………捕まるのは面倒臭い」
話が長いうえ自慢話ばかりなので、私は巻き込まれるのはごめんだとそーっと離れようと忍び足になる、のだが……
「ん?おい、そこにいるのは三年生の充希ではないか」
あちゃ~、見つかっちゃった…………
「た、滝夜叉丸先輩………そんなところで何をしていらっしゃるのですか?」
「よくぞ聞いてくれた!」
「あれ、よく見たら他の四年生の皆さんもいらっしゃいますね」
離れていたから気付かなかったが、よくみれば、綾部喜八郎先輩、田村三木ヱ門先輩、浜守一郎さん、斉藤タカ丸さんもいらっしゃった。