イタズラは程々に
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忍術学園に来てから、楽しいことが沢山あった。
下級生は可愛いし上級生は頼もしくて優しくて好きだった。
でも、みんなが私に優しいのは明るくて元気でお茶目な私だから
きっと、昔の私だったらきっと態度変えてた。
「さぁて…………さようなら……忍術学園」
立ち上がり、足を地面のない空間へと運ぼうとした瞬間、誰かが手をグイッと引っ張られた。
「バカ!何をしているんだ!」
「…田村先輩、どうしたんですか?こんなところで………そんな慌てて」
振り返ったら、異様に慌てた様子で額からは汗を流す田村先輩がいた。
「それはこっちのセリフだ!お前、この先は崖で落ちたら死ぬんだぞ!」
「……知ってますよ?だって、私……これから死ぬつもりなんですもん!」
と陽気に笑って答えれば、『なに?』と険しい表情になって私を見る。
「人って何考えてるのか分からないですよね~。前までは仲良くしてたのに、ある日突然と態度を変えて無視するんですもん!」
吹っ切れたようにふふっと笑って、田村先輩を見る。
「………お前」
「ずーっと無視されて、口も聞いてもらえず一人ぼっちで、先生ですら私を無視して授業では私ばかり問題を押し付けられて……私、何かしたのかな?って考えたけど、わからなくて」
田村先輩の後ろから上級生達がいらっしゃったが、構わず話を続けた。
「聞いても答えてくれないし、ある日には私の机が消えてたんですよ?酷くないですか?これじゃ、私は消えろって言われてるみたいじゃん」
「………充希」