壊れた学園
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『心臓が動いた!』
『!!』
『よかった……』
『充希を医務室に運んで、より治療をする』
『わかった!』
伊作が充希を横抱きにして医務室へと向かった。
『……ん?なんだこれ?』
『どうしたの?三郎』
出ようとしたら、鉢屋が紙が落ちてることに気付き、それを拾った。
『……おい、これ………』
『…これって………』
『おい、ここにノートが……おい、これ…』
『え、充希さんが、自殺?!』
医務室にいた乱太郎に状況を説明していた。
『うん……。幸い発見が早かったから心臓マッサージで何とか助かった。もう少し遅かったらきっと助かってなかったよ』
『………充希さん』
『……ん』
すると、隣で寝ていた綾部が目を覚ました。
『あ、綾部先輩!目が覚めたのですね!どうですか?お身体の調子は……』
『…あぁ。良くなったよ。……どうかしたの?』
チラッと充希が横になっているのを見てから状況の雰囲気を察し真剣な表情をする綾部
『……充希さんが自殺を測ったんです』
『……!!?』
それには綾部も驚愕した。
『先輩!これ、さっき部屋で見つけたのですが!』
そこへ鉢屋達がやってきた。
『見つけたって何をだ?』
『……充希が自殺をする前に書いたと思われる遺書と日記です』
『…なに?!なんて書いてあるんだ?!』
『日記の方を先に読みます。忍術学園に転校して、後輩や同級生や先輩、先生達に良くしてもらってとても心が温かくて幸せな学園生活を送っていた。この時はこの学園に転校して良かったと思っていた。…でも、ある日の境にそれは崩れ落ちた。天女が来てから、少しずつ周りは変わり上級生はどこか上の空、天女は媚を売るような態度で上級生に付きまとい、虜にしていった。そのせいで完全に上級生らはおかしくなり、とうとう委員会にも来なくなった……○月○○日、二人目の天女により酷くなった。下級生に対して暴言と暴力。天女が気に入らない物は全て消し、更には孫兵のペットまで手をかけようとした。上級生には下級生の悲痛な叫びが聞こえていない。それを庇った私に牙が向き、手裏剣の的当て変わりにされたり水を被せられたり、落とし穴に無理矢理落とし埋められそうになったり