壊れた学園
名前変更
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でも、だからとこれまでの記憶が消えるわけではない。
もうどうしたら良いのか分からなくなった充希はそのまま静かに医務室を出た。
そして、充希は三年生長屋に戻り、伊賀崎孫兵と同部屋に戻った。
そこで彼女が選択した道とは…………
充希が医務室から出て行く姿がある忍たまに見られていた。
『……充希の好きにさせてやろうか』
話し合いをしていた上級生
『…そうだな』
『待て……誰か来る』
誰かがこちらに近付いてくる気配にみんなが息を潜めて襖の方を見る。
『あの~、一年は組の乱太郎です。こちらに伊作先輩がいるとお聞きしたのですが……』
『乱太郎?!』
『乱太郎か。入れ』
その気配の持ち主は一年は組の猪名寺乱太郎だった。
『失礼します……あれ?四年生の先輩方や五年生の先輩方まで…どうかされたのですか?』
立花、潮江の部屋に集まってる姿に乱太郎は不思議そうに首を傾げる。
『あ、ううん!なんでもないよ!それより、乱太郎…僕に何か用事?』
『あ、はい!この薬のことで……あ、そういえばさっき充希さんが医務室から出て行くのをお見かけしたのですが……』
『なにっ?!』
それを聞いた上級生は背筋がゾクッと寒気が走るのを覚えた。
『ま、まさか………!』
『乱太郎、医務室には喜八郎がいるはずなんだが、中の様子は見たのか?』
立花仙蔵の質問に首を横に振る乱太郎に仙蔵が慌てて『喜八郎!!』と部屋を飛び出した。
『待て仙蔵!……チッ、俺たちも行くぞ!』
『あぁ!』
みんなが出て行くのを乱太郎は何かを察し、自分も付いて行った。
『………喜八郎!?』
医務室の襖を勢い良く開ける。
『………なんともない…?』
綾部の元に向かい無事か確認する。