壊れた学園
名前変更
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『でも、もう大丈夫………なんですよね?』
『また先輩達のこと信じて……』
『いいんですよね?先輩』
一年生と二年生が上級生に抱き付いては確認する。
三年生は抱きつくことに恥ずかしいのかオドオドしながらも上級生を見ている。
『っ、当たり前じゃないか!!』
『もう、僕達は天女なんかに騙されないよ!次また天女が来ても今後は絶対キミ達を守るから!……ほら、数馬も』
『うっ、先輩!!』
『いてっ』
数馬は勢い良く抱きついた衝撃で伊作の顎に頭が当たった。
これぞ、不運委員会こと不運大魔王
『……でも、先輩方…まだ解決はしてないですよ』
『庄ちゃんたら…』
『相変わらず…』
『冷静ね』
『そんなこと言ってるバヤイじゃない!僕達は先輩のこと許したけど……まだ二人……許してない先輩がいる』
『あ…………』
庄左ヱ門の言葉にみんながハッとして上級生から離れた。
『……三年い組の伊賀崎孫兵先輩と同じく高畑充希さんだね』
『あの二人は特に酷い目にあったみたいだし……中々手強いかも』
『孫兵先輩は何とか説得出来たとしても…充希さんは簡単にはいかないかもだね……』
そう、伊賀崎孫兵はまだ許してもらえる見込みがあっても充希はそれ以上に酷い目にあってるのだ。