壊れた学園
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いくら三年生でも上級生には敵うはずもない。だけど、自分達の後輩を守れるのは今は三年生しかいないからだ。
それに、あの火薬や火器の生産が日本一で優秀な忍者やたまごが勢揃いの有名な桃山城の元忍たまの充希もいるから力強いのだ。
当の充希は、これまでの恨みから上級生を目だけでも殺せるのではと思うぐらい睨み付けている。
『…あ、あの…………』
『どうせ、上級生のだぁいすきな天女様がいないから、その苛立ちに私達に手を出しに来たんじゃな~い?』
と上級生の一人が勇気を出して話そうとするのを遮るように充希がおかしそうに笑って言った。
笑ってと言っても目は相変わらず上級生を睨み付けている。
『『『『……………っ』』』』
『あー、それとも天女がいないから、前みたいに仲良くしましょ~って?』
『…それは流石に笑えないよ』
充希の言葉に孫兵が苦笑いをする。
『『『『…………っ』』』』
『まあ、どっちにしたって私と孫兵はアンタ達上級生を許さない』
『『『『!!』』』』
と冷酷な目を向けてから充希と孫兵は去って行った。
去って行った充希と孫兵を上級生は悲しそうな目で見送った。
『そ、それで………上級生の皆さんは僕達に何の用事でしょうか!』
『しょ、庄ちゃん!』
一年は組の学級委員長で冷静な黒木庄左ヱ門が思いきったように声を出して上級生に問いただした。