儚い恋が確かな恋となる
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「………お前」
「滝夜叉丸の匂い……落ち着ける」
ゴクッと喉を鳴らせる音が聞こえた気がする。
「くんくん………フローラルの香り…滝夜叉丸らしいなぁ」
「お、おい。もう遅い…早く寝室に行って寝ろ。私はここのソファーで眠る」
あまりこっちを見ないようにして言う滝夜叉丸に、これでもかも誘惑する言葉を投げた。
「……一緒に寝ないの?」
「なっ!お前はアホか!!思春期真っ最中の男女が同じ屋根の下で、しかも一緒に寝るなど……!お前はもっと危機感を持て。いくら私でも私も男だ」
赤面しながらも怒る滝夜叉丸の反応にクスッと笑う。日頃は自分は女の子にモテてるとか自信満々でいるのに、案外ピュアとか……ズルくない?
「…一緒に寝ないの?って聞くことは、つまりそういうことじゃない?」
「…っ!!?お、お前…気は確かなのか?!それとも何処か具合が………」
誤魔化そうとする滝夜叉丸に、遠回しに行っても意味がないかも、ね。……なら
「ねぇ、抱いて?」
「なっ…………!!!!?」
もうこれでもか!ってぐらいリンゴのように顔を真っ赤にさせて瞳を大きく見開く。