儚い恋が確かな恋となる
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「……あ、滝夜叉丸のカーディガン」
ソファーで寛ごうと思ったら、床に滝夜叉丸が着ていたカーディガンが落ちていた。きっと、落ちたのに気付かずお風呂場に行ってしまったのだろう。
「…………滝夜叉丸の匂い」
ソファーに座り滝夜叉丸のカーディガンを抱き締めて匂いを嗅ぐとフローラルな匂いがする。
あの人は香水がキツ過ぎて鼻がもげそうなぐらいだけど、滝夜叉丸のは気分が落ち着く。
「………滝夜叉丸でも襲うのかな?」
誘惑でもしたら相手してくれるだろうか……まだ、恋人同士じゃないけど……
私がハニートラップ仕掛けたら滝夜叉丸は引っかかるのか気になった。
それに、もう私達は高校生だし思春期。
そういうことに興味が沸いても不思議じゃない。
「…なにをしているのだ?」
「……あ。滝夜叉丸。……カーディガン落としてたよ」
いつの間にか背後にいた滝夜叉丸に動じることなく冷静のまま、カーディガンをぎゅっと抱き締める。