儚い恋が確かな恋となる
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「……お願い。帰らないで」
「………充希?うわっ…!」
私は滝夜叉丸の首に手を回し抱き締めた。
抱き締めた滝夜叉丸からは良い匂いが漂う。あの人の香水臭い匂いとは全然違う。
「……今日は泊まってほしいの」
「……な、なんだ、寂しいのか?寂しいなら寂しいとハッキリそう言え」
と何だか照れているのか声がいつもよりは弱々しかった。
「……むぅ、寂しいから今日は泊まってってください」
ムッとして開き直って頼めば、滝夜叉丸はポンポンと頭を撫でた。
「…わかった。取り敢えずは私から離れてくれ」
「ん」
言われた通り離れれば、滝夜叉丸の顔がほんの少し赤くなってるような気がした。
「まず、風呂に入れ。今日は色々ありすぎて疲れただろう?風呂に入って体の疲れを癒せ」
「はーい」
滝夜叉丸って、本当に面倒見が良いし家庭的だからお嫁さんに貰われそうなのになぁ。女の子なら
あ、でも最近じゃ家庭的な男の人がモテるんだっけ?
さっさとお風呂に入り、サッパリしたあと滝夜叉丸がお風呂から出るまで待った。