儚い恋が確かな恋となる
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それはつまり『別れ』を指すものだ。
早いこと別れを告げようと思っていたから、やっと言える。
「ま、待てよ!俺、変わるから…だから、別れるなんて………」
「さようなら。早く出てってくれないと不法侵入で訴えるよ?私、上がっていいよとか許可出してないからね」
「っ!」
彼氏は段ボールを手にして家から出て行った。
「………ふぅ。私が来なかったら今頃どうなってたやら」
滝夜叉丸は床に落ちている壊れたブレスレットを手に取った。
「………ごめん…ごめんなさい……せっかく、私にくれたのに……壊しちゃって………」
顔を両手で覆って泣き始める。
「そんなことはいい。泣くな」
「良くないじゃない!このブレスレット…高いのに……なのに、こんな形で……」
「大丈夫だ……とにかく今は落ち着け」
滝夜叉丸は私の頭を優しく撫でて興奮している私を落ち着かせる。
「………落ち着いたか?」
「…うん」
滝夜叉丸が暫く傍にいてくれたおかげでか、乱れていた心が落ち着いていた。
「ケーキ食べる前に夕飯食べるぞ。話はそれからだな」
「あ……」