儚い恋が確かな恋となる
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「いくら自惚れ屋で自慢話をしてる滝夜叉丸でも、ちゃんと自分の友達はいるわよ?それに、彼が言ってることは本当のことだもの。貴方は……本当の友達はいるの?」
「……い、いるに決まってるだろ!」
力無く言い返す彼氏の言葉は弱々しかった。
「そうかしら?貴方の相手するのはお金が理由なんじゃない?遊びに行くにしろ貴方のお金で遊んでるんでしょ?」
「…………」
私は、いつもこの人と一緒にいる男子が影でこの人のことどう思ってるのか聞いたことがあった。
「そりゃ、貴方と友達でいればお金は全て貴方が払ってくれるものね。それに、自分はモテてるって自慢してるけど、モテてる理由だって貴方の家が金持ちってだけ。あとはルックス?……誰一人として、貴方自身を見てる人はいないと思うよ」
今まで溜まっていたものが一気に溢れた。
「お金でしか物を言わせない貴方は……それっぽっちの友達や女しか持たない。……束縛はする人の話しは聞かない…そんな人と誰が一緒にいたいって思うの?いい加減にしてよ!」
私はお菓子が入ったお皿を雑に取るとお菓子がバラバラに床に落ちた。