儚い恋が確かな恋となる
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「………んだよ。黙って聞いてりゃ………お前は黙って俺の傍にいりゃいいんだよ!!」
「あっ!」
ブチッ
彼氏が私のブレスレットを無理に引っ張ったことでチェーンが切れてしまった。
「な、なにをするの!?」
私は慌てて拾おうとする私の手を取った。
「ふん。そんなもん俺が買ってやるよ。あんな貧乏臭い男なんかのプレゼントなんてよ」
ドンッ
「うわっ………な、なにすんだよ!」
私は怒りと共に彼氏を突き飛ばした。
もう我慢の限界だった。もう、私には彼氏の我儘には愛想が尽きていた。
「………お前なんかと一緒にするな。お前に滝夜叉丸の何が分かる?貧乏だってことだけで侮辱する……それをする権利がお前にあるのか」
「……お、おい?」
雰囲気がガラリと変わった私に、彼氏はハッとして後退りする。
「…滝夜叉丸はね、貴方なんかと違って苦労している人よ。家族のために自分も働いて家を助ける姿勢は立派よ?性格はどうであれ……貴方みたいな家のお金をあてにしてる人とは大違い……ふふ」
冷たい瞳で彼氏を見下ろす。彼氏はさっきまでの威勢は何処に行ったのかっていう位、ブルブル身体が震えてる。