儚い恋が確かな恋となる
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「あぁ。前にお前が可愛いって言って暫く見つめていたからな。欲しかったのだろう?」
「う、うん……でも、これ高いんだよ?こんな高いプレゼント」
滝夜叉丸の家計のことを考えると、こんな高いプレゼント貰っていいのか悩んでしまう。
滝夜叉丸はコンビニとスーパーと掛け持ちをして働いていることを知ってる。
「気にするな!一年に一回しかこないイベントだ。それにお金よりもお前が喜び顔が見れれば私は満足だ」
「……滝夜叉丸。ありがとう!」
私は、早速そのブレスレットを腕に付けた。
「どう?」
「あぁ、私の見込んだ通り…お前によく似合っているぞ」
と褒めてくれて嬉しかった。やっぱり、滝夜叉丸といると楽しくていいな……昨日、彼氏から1日早い誕生日プレゼントを貰ったが、ただ高価な物ってだけで気持ちがなかった。
「へへ。ありがとう」
「じゃあ、私はこれから委員会があるからもう行く」
「うん。今日はバイトはないんだ?」
「あぁ。委員会があるときは休みを入れさせてもらってるからな。じゃあ、気を付けて帰れ」
「うん、ありがとう」
私は滝夜叉丸と別れて帰り支度を始めるのだった。