儚い恋が確かな恋となる
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「んーー、でも充希は嫌々付き合ってるんじゃないかな~?」
「…え?守一郎、どういう意味なんだ?」
守一郎の言葉にみんなが耳を傾けた。違和感があるのは、私だけではなかったようだ。
「だって、彼氏と会っても嬉しそうにしてるところ見たことないから」
「あ、そう言われてみれば………」
「だよね~。どっちかと言うと話しかけてるのは相手の方だし」
喜八郎は『あ~ん』と甘い菓子パンを食べながら話すので、パンクズが落ちて机が汚れてしまう。
「こら、喜八郎!食べながら話すな。行儀が悪いぞ」
「あ、充希のお友達のミクちゃん!」
そこへ、よく充希と仲良くしている長谷川が近くを通ったので、タカ丸さんが呼び止めて『ちょっとこっちに来て』と手でおいでとジェスチャーする。
「タカ丸さん!どうしたんですか?」
「うん、ちょっと充希のことで聞きたいことがあってね」
「え?充希……ですか?」
長谷川は首を傾げて怪訝そうにタカ丸さんを見つめる。