私が気になる男の子は学園のアイドル
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「そうよね。人も同じよ?外見がどんなに美形でカッコいい男の子でも中身が腐っていたら……そんな人と幸せになれる未来があると思う?」
「あ…………」
「人はね外見だけが全てじゃないの。性格が例え自信家で自惚れだったとしてもその人の良さが必ずあるものなの」
私は、石火矢で練習をする田村くんを見つめながら、ユキちゃんに気持ちをぶつける。
「例えば、皆から嫌がられている滝夜叉丸くん…彼は、かなりの自惚れ屋で自意識過剰だけど、実は凄く努力家で後輩思いなの…知らないでしょ?」
「えぇ!!あの滝夜叉丸先輩がですか!?……し、知りませんでした」
ギョッとした顔で驚くユキちゃんにクスッと笑う。
「そうでしょうね。彼はあまり努力しているところを誰かに見せたりしないものね。委員会でも彼は体育委員会だから、あの七松先輩に付いて行けてはい後輩達を気遣ったりして大変なのよね」
「へぇ………」
四年生の彼らは、個性的だけど下級生の面倒見が良い。