僕の姉
名前変更
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『……なにしてるの』
ビクッ
『あっ、お、お姉ちゃん………』
いきなり声が聞こえて、別にやましいこと何もしてないのに体が震えた。
『なにしてるのかって聞いてるんだけど?』
凄い圧力のある言葉とその目で見下ろされ、僕は内心恐怖を覚えた。
『あ、えっと……お母さんからお姉ちゃんの洗濯物渡しておいてって言われて…』
『そう。その辺に置いておいて』
『う、うん………お姉ちゃん、なにしてるの?』
言われた通りその辺に洗濯物を置いた。
『引っ越し作業。明日に家を出るから……質問はそれだけなら早く出て行け。いたら邪魔だから』
『あ、ごめんなさい……』
僕は部屋から追い出された。そのあともお姉ちゃんはせっせと引っ越しの準備をしていた。
翌日
バタン
『はぁ。やっと出て行ったわ!あの子がいるだけで本当にこの家(うち)は』
お母さんはお姉ちゃんが出て行ったことで精々したようにリビングに戻って行った。
『伝ちゃん、あなたも早く学校行く準備して行きなさいよー!』
『あ、うん!』
僕は学校に行く準備をして家を出た。
そして、ほの放課後。僕は、友達の任侠佐吉と一緒に帰った。
『へぇ、お姉さん今朝出て行ったんだ?』
『うん』
出て行く間際に僕をチラッと見ただけで何も言わずに行ってしまった。
『……僕はお姉ちゃんから嫌われてるから』
『ふーん。そっか…。なんで嫌われてるって思うんだよ?』
『……お姉ちゃん、僕を見る目が冷たくて無表情のまま見るから……』
『え?それって嫌われてることになるのか?』
『だって!嫌いじゃなきゃ、あんな態度とらないだろ?』
『…いや………単にお姉さんの性格とかじゃ……』