僕の自慢の姉
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そして、あれから一年が経とうとした頃
ある日と栄えに僕は地獄を見ることになる。
「……ん」
背中の痛みで目を覚ました僕は、ベッドで寝ていたはずが、何故か床で敷き布団も掛け布団もせずに寝ていた。
「あれ………なんで僕………」
しょぼしょぼしていた目を擦り、寝惚けていたのが徐々にハッキリとしていく。
「……え?な、なんで………」
僕は絶句した。
何故なら、あるはずのベッドや周りにあった家具が全て無くなっていたからだった。
「か、母さんっ!!」
僕は慌てて、母さんを呼びにリビングへと向かうが………
「あれ………母さん?どこ?母さん!!」
そこには母さんの姿がなく、それどころかテーブル等の家具や食器も全てもぬけの殻になっていた。
「……どういうこと?」
訳が分からず立ち尽くしていたら、玄関から誰か入ってきた音に、僕は慌てて玄関へと走った。
「母さん!?」
「ん?おや、伝七くんじゃないか。どうしたんだね?忘れ物かい?」
そこには母さんではなく、大家さんだった。
「あ、れ?おじさんどうしたの?」
「ん?どうしたのって、ワシはキミの両親が売り払ったこの家を次の住民が住めるように綺麗にするために見にきたんじゃよ」
「………え」
僕は、最初大家さんが何を言ってるのか分からなかった。