僕の自慢の姉
名前変更
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「……これって引っ越し先の?」
そこには郵便番号から住所が記載されていた。それは、次の引っ越し先の住所だと思う。
ここって……確か高級住宅地が多い場所じゃ……
お姉ちゃんは、こんな高級住宅街で住むための資金は何処から出てるのだろう?
僕は、お姉ちゃんが何の仕事をしているのか知らない。
母に聞いても母さんはお姉ちゃんに無関心だから『そんなの知らないわよ』と言われてしまった。
「……私の部屋で何をしてる」
ビクッ!
「お、お姉ちゃん…!あ、いや、えっと……」
いきなり現れたお姉ちゃんにビックリして振り返った僕は、咄嗟に持っていた紙切れを後ろに隠してしまった。
「……用がないのなら部屋から出て」
「う、うん……」
僕は、お姉ちゃんの威圧感に耐えきれず部屋を出た。
…きっと、お姉ちゃんは僕を嫌っている。決して僕に笑顔を向けないお姉ちゃん。
僕は何か悪いことでもしたのかな…?
そして、翌日にはお姉ちゃんは家を出て行った。
「はぁ。やーっと邪魔者が出て行ってくれたわ!これで安心出来るわね」
母さんは上機嫌で家事をする。
そんな母さんに僕は内心ため息をつくのだった。