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大川学園入学
名前
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「で、聞いてよ!八左ヱ門ったら朝から女連れちゃってんの!」
勘右衛門の笑い声がろ組の教室に響く。
八左ヱ門たちは何かあると、ろ組の教室の雷蔵の席に自然と集まる。
仲良くなったきっかけは
三郎と勘右衛門は同じ委員会に所属していて、二人の紹介だったはず。
1年の時に勘右衛門と兵助は同じい組、俺たち3人がろ組と、内進生だった兵助含めてバラバラな5人
上級生になるとクラス替えがないから1年この習慣が続いている。
「勘右衛門うるさいぞ、大体お前はい組だろうが」
「まあまあ三郎、で、どんな子だったの?」
三郎の怒りを、後ろの席の雷蔵が宥める。三郎は自分の机の上に座る勘右衛門を突き落とした。
「いてっ、ああなんか、すっげー可愛かった!八左ヱ門に懐いてます〜って感じで、あれはさては処女だな!」
「か、勘右衛門お前ッ!!ぶっ飛ばされたいのか?!」
顔を赤くして八左ヱ門が勘右衛門に飛びかかろうとするのを兵助が止める。
「なに!処女なら私にも紹介しろ八左ヱ門」
「うわ〜でたよ処女厨やばすぎぃ」
ぷぷっと笑う勘右衛門を机で攻撃する三郎。
「名前、なんて言うんだ?」
八左ヱ門の隣にいた兵助が話題を変えるように八左ヱ門にきく。
八左ヱ門はあまり答えたくなさそうに名前をいった。
「....苗字.....名前」
「へぇ〜名前ちゃんね〜」
かっわいーと勘右衛門はヘラヘラした様子で兵助にもたれかかった。
おもい、と兵助が押し戻す。
「まあ、お前たちにはいずれ紹介するつもり...だったよ...手は出すなよ?!」
八左ヱ門が大きな声をだし人差し指を向ける。主に勘右衛門。
「おいおい待てよ八左ヱ門〜、人差し指向ける相手間違ってるぞ?ここの処女厨に向けてくれよ」
「勘右衛門お前そうとう殴られたいみたいだな、処女厨はやめろ」
ぽんぽんと三郎の頭を叩いた勘右衛門の手を三郎が弾く。二人がいがみ合いを始めた。
鐘がなり時計を見ると、入学式はそろそろ終わる時刻だった。
「でも八左ヱ門は苗字さんは大事な幼馴染なのに、僕達...主に勘右衛門に紹介しちゃってよかったの?」
雷蔵が首を傾げて八左ヱ門をみる。
「八左ヱ門は優しいから、なんだかんだで紹介したかったんだろ」
兵助がいうと、八左ヱ門は少し考えた。
「いや俺の紹介というよりは、勘右衛門が言ったんだけどな」
そういうと「「「あぁ...」」」
と3人が勘右衛門をみた。
「私は彼女ができても勘右衛門だけには言わん」
「俺も」「僕も」と全員が手を上げる。
「えー、酷いなぁみんな。第一、爽やかな尾浜勘右衛門、なんて自分じゃいってないんだぜ?可愛い可愛い後輩達が、俺にそういうから」
「お前のチャラさには頭が上がらないよ...」
八左ヱ門ははぁとため息をこぼした。
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