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大川学園入学
名前
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幼馴染で家も近所で、昔から名前は八左ヱ門のひっつき虫だった。
1年学校が変わるだけで、嫌だ嫌だとぐずっていた名前。
八左ヱ門は委員会だのなんだので、名前は受験だので1年まったく会うことがなかった。
近所だから多少会うことはあるだろうと思っていたが、生活リズムがまったく違うのか朝も夜も会うことはなかった。
泣き虫で、八左ヱ門が大好きで、可愛い可愛い名前が、今日!大川学園に入学する!!!
八左ヱ門はぐっと拳を握った。
LINEで [大川学園の入学決まったよ。またはっちゃんと同じところに通える!^^]17:26
なんて来た日は名前の家まで走ってやろうと思ったが生憎、委員会中だった...。
[合格おめでとう。入学式は道案内なり俺がするよ]17:45
[ありがとう。じゃあ7時にはっちゃんの家の前にいけばいいかな?]17:47
[俺が迎えに行くよ]17:48
ただいま7時。名前の家の前。
八左ヱ門は少し冷えた空気を小さく吸った。
やっぱり緊張してるんだな、と。
ガチャりと玄関の開く音がする。
振り返ると、大川の制服を着込んだ名前がいた。
『はっちゃんおはよう!久しぶりだね〜!!』
ぱぁああなんて効果音が聞こえて来そうな名前の笑顔。
「お、おう!おはよ、久しぶりだな名前!」
やべぇ動揺した。
久々に会った幼馴染は、髪の毛が伸びて、顔が華やかになった...気がする、制服のスカートの短さに目がいくし、成長期だったんだろうか、身体が女らしくなっていた。
名前が駆け寄り八左ヱ門の手を握った。
ビクッと肩を震わし手を凝視した八左ヱ門。
その様子に気づいた名前がぱっと手を離す。
『ご、ごめんはっちゃん!つい...!』
「あ、ああいや、気にすんな!」
二人の間に難しい空気が流れた。
『はっちゃん、とっても背が伸びたね』
「あーまあな、名前も伸びたよな、髪の毛も伸ばしたんだな」
『はっちゃんを驚かせようと思って』
さっきまで空気を破るように名前が会話を盛り上げる。
こういうところまで気使えるようになったんだな、と八左ヱ門は内心、関心をした。
名前がちらっと八左ヱ門をみる。
背は伸びたし、声は低くなったし、体格もとてもよくなった。さっき握ってしまった手も、さらに厚く、大きくなっていた。
はっちゃん、かっこよくなったなぁ〜
彼女いたんだろうな、なんて内心、すこし落ち込んだ。
電車に乗り、大川学園の最寄り駅で降りる。
駅から少し歩くと桜が沢山咲き誇っていた。
大きな1本の道路は、大川学園の生徒で埋まっていた。
門を潜ると 新入生は体育館へ という看板があり『じゃあまたねはっちゃん!』ひらひらと手を振っては駆け出していく名前。
おう!といって名前を見送った。
はあ、やべぇめっちゃ
「可愛いーじゃん!なにあの子!!!!」
ガンっと後から首に腕をかけられる。
前のめりになり後ろを振り返ると、そこには勘右衛門、と兵助がいた。
「なっ、か、勘右衛門...!!と、兵助!!」
「なにあれ八左ヱ門、彼女いたのかよ!」
「しかも年下か」
ゲラゲラ笑う二人を一蹴するように大きな声をだした。
「違う!幼馴染だ幼馴染!!」
そういって校舎までの道のりを進んでいった。
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