サンサン太陽!キャンプ1日目
唯世とこはるが川辺へ行くと、浮き輪を膨らませ終わった空海達も集まっていた。すでに水の掛け合いを始めている。
「僕たちも入ろうか」
唯世がこはるの手を引いたまま川へと入る。とても透き通った綺麗な水で、流れも緩やかだった。泳ぎが苦手なこはるも、これなら大丈夫であろうと安心して入水した。
「わぁ、冷たい」
やはり川の水だ。気温は高く日差しも強いが、水自体はきんきんに冷えていた。
ゆっくりと体を水につけるこはるだったが、横から思いっきり水をかけられる。犯人はややと空海。2人ともにやにやした表情だ。
「やったなぁ~!」
こはるも負けじと水をかける。その輪の中にあむやイクト、唯世も巻き込まれて大乱戦となった。
遊び始めが少し遅い時間だったので、夢中になって過ごしているうちにあっという間に夕方になった。夏といえども日が落ち始めると体が冷えてきた。
すぐに川から上がったこはる達は、テントへと戻った。
「今日はこのまま温泉に行こうと思うんだ」
なぎひこがみんなへと声をかける。話によると、キャンプ場近くの道路をシャトルバスが通っているらしく、無料で温泉施設へと向かうことができるようだった。各自疲れもあるので、バーベキューは明日にして食事はお店でとることとなった。
「じゃあ一時間後にロビーで待ち合わせよう」
男子風呂と女子風呂で分かれるので、ロビーを待ち合わせ場所にすることとなった。白濁のお湯が有名な温泉なので、入浴前から全員の期待値は高かった。実際は言ってみてもいい湯加減で、少しのとろみがあるいい温泉だった。
入浴中、ややはこはるの一点をじーっと見つめていた。
「こはるたんって胸大きいよね~」
「な、何言ってるのややちゃん」
こはるは胸を手で隠した。
横からあむも羨ましそうに声をかける。
「ほんと、なんでそんなに大きくなるの」
「それは私も知りたいかも」
りままでもが追及してくる。こはるの胸は確かに同年代の女子よりは大きかった。しかし特に努力していることはなく遺伝なのではと考えていた。
恥ずかしそうにするこはるを見てややは更にテンションが上がってしまったようだ。
「この立派な胸が唯世のものになっちゃうんだね~」
その言葉にこはるだけではなくあむも顔を真っ赤にする。
「何言ってんのやや!」
「あむちんだってそうだよね~。年上彼氏、いいなぁ」
そう言われてあむは何も言えなくなる。こはるは暫くフリーズしていたが、りまに揺さぶられて我を取り戻した。
そんな感じで女性陣は楽しく入浴を終えた。
一方そのころ男子風呂では
「なぁ唯世」
「なんですか、イクト兄さん」
「お前、こはるとはどこまで行ったんだ」
そんなイクトの爆弾に唯世とついでに空海も大きくむせてしまう。
「な、何言ってるんですか」
涙目で抗議する唯世にイクトは薄く笑いながら答える。
「いや冗談だ。あいつはモテそうだからな、見張ってないとひょろひょろどっか行っちまうかもな」
からかうようなイクトの言葉。唯世としてはしっかり否定したかったが、実際こはるとの大きな進展はない。初キスも失敗に終わっていた。
そんな様子を見ていたなぎひこが楽しそうに会話に入ってくる。
「僕もできることなら協力するからね、辺里くん」
「ううん、気持ちだけ受け取っておくよ」
唯世は苦笑いでそれに答えた。これ以上は言っているとのぼせてしまいそうなので、先に温泉を出た。
その後ロビーで集合した一行は、帰りのシャトルバスに乗りキャンプ場へと戻った。
「僕たちも入ろうか」
唯世がこはるの手を引いたまま川へと入る。とても透き通った綺麗な水で、流れも緩やかだった。泳ぎが苦手なこはるも、これなら大丈夫であろうと安心して入水した。
「わぁ、冷たい」
やはり川の水だ。気温は高く日差しも強いが、水自体はきんきんに冷えていた。
ゆっくりと体を水につけるこはるだったが、横から思いっきり水をかけられる。犯人はややと空海。2人ともにやにやした表情だ。
「やったなぁ~!」
こはるも負けじと水をかける。その輪の中にあむやイクト、唯世も巻き込まれて大乱戦となった。
遊び始めが少し遅い時間だったので、夢中になって過ごしているうちにあっという間に夕方になった。夏といえども日が落ち始めると体が冷えてきた。
すぐに川から上がったこはる達は、テントへと戻った。
「今日はこのまま温泉に行こうと思うんだ」
なぎひこがみんなへと声をかける。話によると、キャンプ場近くの道路をシャトルバスが通っているらしく、無料で温泉施設へと向かうことができるようだった。各自疲れもあるので、バーベキューは明日にして食事はお店でとることとなった。
「じゃあ一時間後にロビーで待ち合わせよう」
男子風呂と女子風呂で分かれるので、ロビーを待ち合わせ場所にすることとなった。白濁のお湯が有名な温泉なので、入浴前から全員の期待値は高かった。実際は言ってみてもいい湯加減で、少しのとろみがあるいい温泉だった。
入浴中、ややはこはるの一点をじーっと見つめていた。
「こはるたんって胸大きいよね~」
「な、何言ってるのややちゃん」
こはるは胸を手で隠した。
横からあむも羨ましそうに声をかける。
「ほんと、なんでそんなに大きくなるの」
「それは私も知りたいかも」
りままでもが追及してくる。こはるの胸は確かに同年代の女子よりは大きかった。しかし特に努力していることはなく遺伝なのではと考えていた。
恥ずかしそうにするこはるを見てややは更にテンションが上がってしまったようだ。
「この立派な胸が唯世のものになっちゃうんだね~」
その言葉にこはるだけではなくあむも顔を真っ赤にする。
「何言ってんのやや!」
「あむちんだってそうだよね~。年上彼氏、いいなぁ」
そう言われてあむは何も言えなくなる。こはるは暫くフリーズしていたが、りまに揺さぶられて我を取り戻した。
そんな感じで女性陣は楽しく入浴を終えた。
一方そのころ男子風呂では
「なぁ唯世」
「なんですか、イクト兄さん」
「お前、こはるとはどこまで行ったんだ」
そんなイクトの爆弾に唯世とついでに空海も大きくむせてしまう。
「な、何言ってるんですか」
涙目で抗議する唯世にイクトは薄く笑いながら答える。
「いや冗談だ。あいつはモテそうだからな、見張ってないとひょろひょろどっか行っちまうかもな」
からかうようなイクトの言葉。唯世としてはしっかり否定したかったが、実際こはるとの大きな進展はない。初キスも失敗に終わっていた。
そんな様子を見ていたなぎひこが楽しそうに会話に入ってくる。
「僕もできることなら協力するからね、辺里くん」
「ううん、気持ちだけ受け取っておくよ」
唯世は苦笑いでそれに答えた。これ以上は言っているとのぼせてしまいそうなので、先に温泉を出た。
その後ロビーで集合した一行は、帰りのシャトルバスに乗りキャンプ場へと戻った。