あなたのとなり!キャラチェンジ
なんやかんやあったが、結局こはるもパトロールに参加できることになった。もちろん唯世といっしょに。
夏休みまであと少し。放課後生徒会はパトロールを続けていたが、特に事件は起こらなかった。
「夏休み前に生徒総会があります。今日はそのことについて話し合おう」
今日の議題は生徒総会について。体育祭に比べれば小さな行事だが、学園の治安維持のためしっかりとした会を開くのが生徒会の役目だ。
「真城さん、台本の方はできてるかな」
唯世がりまに声をかける。
「えぇ、できているわ。司会は去年と同じなぎひこ。会計報告はやや。そのほかの役割も書いてある」
生徒総会。こはるにとって主催者側に回るのはもちろん初めてだ。台本を見た限り自分の役目は特になさそうだが。全校生徒の前でスピーチをする唯世を見られるのはこはるにとってうれしいことであった。
「あたしとこはるは出番なし?」
あむが台本を読んでから確認をする。それには唯世が答える。
「そうだね。今回は役員席に座ってもらえれば大丈夫だよ」
それについてややが抗議の声を上げる。
「ずるーいあむちんとこはるたん!やや会計報告なんてできない!」
「ややちゃんごめんね。がんばって!」
こはるはそんなややに笑いかけながらエールを送る。しかしややはまだ不服のようだった。
「とにかく台本を読み込んで、本番はみんなでがんばろう!」
唯世の言葉でこの話題は終わった。生徒総会は夏休み開始の3日前。あと一週間もない。
そして話題は夏休みについてに移った。
「やっぱ夏といや海だろ!」
「みんなで海いこー!」
空海とややがテンション高めに語る。
「もちろん楽しみたいけど、例の男の動きにも注意しないとね」
なぎひこは怪しげな男のことが気になっているようだ。
「もちろんそれも気になる。定期的にパトロールも行おう」
そう言う唯世にややは不満ありげな顔をする。
夏休み中にケリを着けることができれば一番良いであろう。学校がある日中に事件が起こっても駆けつけることはできないからだ。
「パトロール!私も頑張る。でも、みんなで海かぁ。楽しみだな~」
こはるはニコニコしながら話す。以前の学校の友達とはいっしょに海で遊んだことはなかった。夏休み中はみんなが勉強に明け暮れていたからだ。聖夜中に来れてよかった。心からそう思ったのである。
そして平和な時を過ごして、ついに生徒総会の日がやってきた。
夏休みまであと少し。放課後生徒会はパトロールを続けていたが、特に事件は起こらなかった。
「夏休み前に生徒総会があります。今日はそのことについて話し合おう」
今日の議題は生徒総会について。体育祭に比べれば小さな行事だが、学園の治安維持のためしっかりとした会を開くのが生徒会の役目だ。
「真城さん、台本の方はできてるかな」
唯世がりまに声をかける。
「えぇ、できているわ。司会は去年と同じなぎひこ。会計報告はやや。そのほかの役割も書いてある」
生徒総会。こはるにとって主催者側に回るのはもちろん初めてだ。台本を見た限り自分の役目は特になさそうだが。全校生徒の前でスピーチをする唯世を見られるのはこはるにとってうれしいことであった。
「あたしとこはるは出番なし?」
あむが台本を読んでから確認をする。それには唯世が答える。
「そうだね。今回は役員席に座ってもらえれば大丈夫だよ」
それについてややが抗議の声を上げる。
「ずるーいあむちんとこはるたん!やや会計報告なんてできない!」
「ややちゃんごめんね。がんばって!」
こはるはそんなややに笑いかけながらエールを送る。しかしややはまだ不服のようだった。
「とにかく台本を読み込んで、本番はみんなでがんばろう!」
唯世の言葉でこの話題は終わった。生徒総会は夏休み開始の3日前。あと一週間もない。
そして話題は夏休みについてに移った。
「やっぱ夏といや海だろ!」
「みんなで海いこー!」
空海とややがテンション高めに語る。
「もちろん楽しみたいけど、例の男の動きにも注意しないとね」
なぎひこは怪しげな男のことが気になっているようだ。
「もちろんそれも気になる。定期的にパトロールも行おう」
そう言う唯世にややは不満ありげな顔をする。
夏休み中にケリを着けることができれば一番良いであろう。学校がある日中に事件が起こっても駆けつけることはできないからだ。
「パトロール!私も頑張る。でも、みんなで海かぁ。楽しみだな~」
こはるはニコニコしながら話す。以前の学校の友達とはいっしょに海で遊んだことはなかった。夏休み中はみんなが勉強に明け暮れていたからだ。聖夜中に来れてよかった。心からそう思ったのである。
そして平和な時を過ごして、ついに生徒総会の日がやってきた。