あなたのとなり!キャラチェンジ
「みなさんごきげんよう。私ティアラと申します。よろしくお願いいたしますわ」
スカートを軽く持ち上げぺこりとお辞儀をするティアラ。こはるのもとに生まれたしゅごキャラだ。
「ええええこはるたんのたまご生まれたの!?」
怪しげな男との再会の翌日。いつも通りこはる達生徒会は生徒会室に集まっていた。今朝も用事のある唯世とは別々に行動したこはる。なので全員ティアラとは初対面だ。
「そうなの、昨日いろいろありまして・・・」
こはるは昨日の出来事を詳しく説明した。下校しようとしたところまた例の男が現れたこと。そしてしゅごキャラが生まれたこと。イクトが現れて危機を救ってくれたこと。
「まさかこの学園にまで現れるなんて」
唯世が緊迫した表情でつぶやく。他のメンバーも神妙な面持ちになっている。
「そんな暗い顔をするでない!」
キセキが大きな声で言う。
「そうだよ!こんな時こそ元気を出して向かっていかなきゃ!」
ランも笑顔で言う。それを聞いて全員が顔を上げる。
「だな、こんな時こそ元気出さなきゃな!」
空海がこぶしを握り笑顔で全員を見渡す。これには全員が表情を明るくした。
「じゃあさっそく今後の見回りについて話し合いをしよう」
唯世が会議の始まりを告げる。
するとこはるが小さく手を挙げながら声を上げる。
「そのことなんだけど、やっぱり私も参加させてもらえないかな」
「私の力があればこはるを危険な目には合わせないわ」
こはるに続いてティアラも自信満々に言う。
「でもこはるちゃんはまだキャラチェンジしかできないから危険だね。必ず誰かと行動するようにしないとね」
なぎひこが優しく言う。するとティアラはそれを小さく笑うようなしぐさをして一喝した。
「私とこはるのキャラチェンジはただのそれではないわよ。こはるには特別な力が備わっている。その力はとても強大なの。あなた達で言うキャラなりと同じくらいのパワーはあるわね」
その言葉に全員が驚く。
「その特別な力って何なの?」
あむがティアラへ問う。するとティアラは両手を腰に当てながら堂々と答える。
「それは分からないわ!」
ずてーーー
全員が椅子から滑り落ちる。こはるは苦笑いをしてそれを見ている。
「じゃあなんでそんな自信満々に言えるんだよ」
空海が立ち上がりながら突っ込む。
「あなたたちも見たはずよ。こはるから溢れ出る優しい光を。安らぎの光、×たまの浄化をも行うことができるはずよ」
「きっと力になれるから。みんなといっしょに行かせてほしい」
そんなこはるを見て、大丈夫であろうと考えた生徒会メンバーは笑顔で頷く。ただこはるに関して過保護が過ぎる唯世はいまだ苦い顔をしている。
「でもやっぱり心配だ。またあの男が現れたら・・・」
そんな唯世の前にティアラが降り立つ。
「いいかげんうじうじはやめてください!あなたそれでもこはるの王子様ですか!」
すると唯世は頭を抱えて俯く。周りのメンバーは何が起きるか一瞬で悟ったのでまずいと焦りだす。
スカートを軽く持ち上げぺこりとお辞儀をするティアラ。こはるのもとに生まれたしゅごキャラだ。
「ええええこはるたんのたまご生まれたの!?」
怪しげな男との再会の翌日。いつも通りこはる達生徒会は生徒会室に集まっていた。今朝も用事のある唯世とは別々に行動したこはる。なので全員ティアラとは初対面だ。
「そうなの、昨日いろいろありまして・・・」
こはるは昨日の出来事を詳しく説明した。下校しようとしたところまた例の男が現れたこと。そしてしゅごキャラが生まれたこと。イクトが現れて危機を救ってくれたこと。
「まさかこの学園にまで現れるなんて」
唯世が緊迫した表情でつぶやく。他のメンバーも神妙な面持ちになっている。
「そんな暗い顔をするでない!」
キセキが大きな声で言う。
「そうだよ!こんな時こそ元気を出して向かっていかなきゃ!」
ランも笑顔で言う。それを聞いて全員が顔を上げる。
「だな、こんな時こそ元気出さなきゃな!」
空海がこぶしを握り笑顔で全員を見渡す。これには全員が表情を明るくした。
「じゃあさっそく今後の見回りについて話し合いをしよう」
唯世が会議の始まりを告げる。
するとこはるが小さく手を挙げながら声を上げる。
「そのことなんだけど、やっぱり私も参加させてもらえないかな」
「私の力があればこはるを危険な目には合わせないわ」
こはるに続いてティアラも自信満々に言う。
「でもこはるちゃんはまだキャラチェンジしかできないから危険だね。必ず誰かと行動するようにしないとね」
なぎひこが優しく言う。するとティアラはそれを小さく笑うようなしぐさをして一喝した。
「私とこはるのキャラチェンジはただのそれではないわよ。こはるには特別な力が備わっている。その力はとても強大なの。あなた達で言うキャラなりと同じくらいのパワーはあるわね」
その言葉に全員が驚く。
「その特別な力って何なの?」
あむがティアラへ問う。するとティアラは両手を腰に当てながら堂々と答える。
「それは分からないわ!」
ずてーーー
全員が椅子から滑り落ちる。こはるは苦笑いをしてそれを見ている。
「じゃあなんでそんな自信満々に言えるんだよ」
空海が立ち上がりながら突っ込む。
「あなたたちも見たはずよ。こはるから溢れ出る優しい光を。安らぎの光、×たまの浄化をも行うことができるはずよ」
「きっと力になれるから。みんなといっしょに行かせてほしい」
そんなこはるを見て、大丈夫であろうと考えた生徒会メンバーは笑顔で頷く。ただこはるに関して過保護が過ぎる唯世はいまだ苦い顔をしている。
「でもやっぱり心配だ。またあの男が現れたら・・・」
そんな唯世の前にティアラが降り立つ。
「いいかげんうじうじはやめてください!あなたそれでもこはるの王子様ですか!」
すると唯世は頭を抱えて俯く。周りのメンバーは何が起きるか一瞬で悟ったのでまずいと焦りだす。