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感じるぬくもり!私のたまご?

「た、た、たまご~!?」



みなさんおはようございます。花城こはるです。
今日は月曜日、学校のある日なので目覚ましをセットして早起きをしました。
いつも通りの朝のはずでしたが、そんな日常は足元に感じるぬくもりによって壊されました。

違和感を感じて手を伸ばした先にはつるつるの物体。手に取って布団から出したそれはたまご。普通のたまごではなくて、ココロのたまご。ピンクと白のストライプ柄だ。

「もしかして私のたまご・・・?」

中学生になった今たまごが生まれるなんて。こはるはかなり驚いたが、それを超える喜びがこみ上げてきた。この子が孵れば自分もみんなといっしょに戦えると思ったからだ。

「私のココロのたまごかぁ。これからよろしくね」

そしてこはるは優しくたまごを抱きしめると、タオルにくるみ通学カバンのなかにしまった。



「唯世、キセキおはよう!」

今日もいつも通りこはるは唯世と登校をする。しかし、キセキだけはその違和感に気が付いたようだ。

「おはようこはる」

「むっ、なにやらしゅごキャラの気配がするな・・・」

そんなキセキに対しこはるはうれしそうにカバンの中のたまごを見せる。

「じゃじゃーん!実は今日の朝たまごが生まれてたの」

うれしそうなこはるに対し、唯世は微笑みながらも戸惑った顔をしている。もしかしてうれしくないのだろうか。こはるは少し不安げに尋ねた。

「唯世どうしたの?たまごうれしくない?」

そんなこはるに対しはっとしたように唯世は答える。

「い、いや。そんなことないよ!おめでとう」

なんだかごまかしているような笑顔だ。するとキセキが横から話しかける。

「おおかたこはるが戦いの場に出ることが心配なのであろう。唯世は素直じゃないからな」

図星のようだった。それを聞いたこはるは自分の気持ちを伝えてみることにした。ずっと仲間に守られてばかりでは嫌だ。自分も誰かを守れるような人になりたいと。

「もちろん、唯世のことも守りたいよ」

その言葉を聞いてもなお不安そうな表情の唯世がいるので、こはるは唯世のほほを軽く引っ張りこう言った。

「大丈夫!危険なことはしないから。それに、唯世といっしょなら平気でしょ?」

「・・・うん、そうだね。ごめんね暗い顔を見せちゃって」

そんな話を続けながら学校へ向かった。
早くしゅごキャラが生まれてくるといいな、とこはるは考えていた。
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