お掃除日和?みんなでプール掃除!
「いや~遊んだ遊んだ」
「なんだかお腹すいてきちゃったよ~」
空海もややも満足そうである。作業開始から数時間が立ち、時刻は夕方にさしかかろうとしていた。私服に着替えた生徒会一行は、その帰り道にクレープ屋さんに寄って行くことにした。
「こはるは何を頼む?」
そう言って財布を取りだそうとする唯世。
「うーん、イチゴホイップかバターシュガーで迷う・・・って自分で払えるよ!大丈夫!」
そんなこはるの言葉をスルーして唯世は2つのクレープを購入してしまった。手にはこはるが迷っていたクレープ2つが握られていた。
「これなら両方食べれるでしょ?僕と半分こしよう」
唯世がそう言ってくれたので、2つを分け合うこととなった。
「いいなぁ、こはるたんは唯世みたいな彼氏がいて!羨ましい、ねぇあむちん」
そんな様子を見ていたややにいきなり話を振られるあむ。自分もイクトとそんなふうにできたらと妄想していたところだった。
「べ、別に羨ましくなんてないし!」
あむは顔を赤くしながらそっぽ向いてしまった。
「おやぁ、なにか想像でもしてたのかなぁあむちー」
全員がクレープを食べ終わり、そろそろ解散しようかとなっていた時。しゅごキャラ達はその異変に気付いた。
「おい唯世、×たまの気配がするぞ」
キセキが声をかける。せっかくクレープを食べていい気分になっていたのに×たまが現れるとは。しかしそんなことも言ってられない、×たまの気配のほうへ全員で走った。
クレープの販売車がある位置から少し離れた小さな公園。そこに×たまはいた。特に周りに被害はないように見える。
「よし、大人しそうだし早く浄化してあげよう」
その唯世の言葉を聞いて、あむ達はキャラなりをする。
私のココロ、僕のココロ、俺のココロ、ややのココロ 『アンロック!』
キャラなり アミュレットハート! プラチナロワイヤル! スカイジャック! クラウンドロップ! ビートジャンパー! ディアベイビー!
キャラなりをした唯世達を見た×たまは一瞬驚いたように見えたが、逃げるようなそぶりは見せない。何か様子がおかしい。
「攻撃してこないわね・・・」
りまが不思議そうに呟く。それをチャンスだと思った空海となぎひこが×たまを拘束する。
「さぁあむちゃん、オープンハートを」
そうなぎひこが言いかけた瞬間、周りの茂みの中から沢山の×たまが出てきた。その×たまたちに唯世達は囲い込まれてしまった。
「しまった、これが狙いだったのか!」
×たま達は一斉に攻撃を放ってきた。それを唯世がなんとか防ぐ。しかしその防御壁も長くは持ちそうになかった。
その戦いの様子を、こはるは離れたところから見守っていた。みんなが戦っているのに自分だけが安全なところで見ていることしかできないなんて。そんな苦しい思いでいっぱいだった。
すると、近くから男の子の泣き声が聞こえてきた。こはるがその方向へ走っていくと、座り込む姉らしき少女の前で泣く6歳くらいの男の子がいた。
「どうしたの、何かあったの?」
こはるは男の子を怖がらせないようにしゃがんで話しかけた。すると男の子はゆっくりとしゃべりだした。
「変な男の人が来てね、お姉ちゃんに話しかけたの。そうしたらいきなりお姉ちゃんが」
男の子の姉は、しゃがみこんだまま虚ろな目で遠くを見ていた。小さな声で何かを話しているようだ。こはるはそれを聞こうと少女の近くへ寄った。
「私が、しっかりしなきゃ。私がいないとまことは・・・」
まこと。誰のことを言っているのか。すると彼女の弟が、まことは自分の名前だと教えてくれた。
「まことくんを守るってどういうこと?」
「パパもママもいない。私がそばにいてあげないといけないのに」
それを聞いたまことは、また泣き出してしまった。
「ねぇまことくん、ご両親がいないっていうのは・・・」
聞きにくいことであったが、この状況をどうにかするには知っておかないといけない。そう考え、まことに尋ねた。
「パパとママは車の事故で・・・」
つい数日前に亡くなったという話だった。そこからは姉が公園に連れてきてくれるようになったそうだ。少女の年齢はおそらくこはるよりも年下。そんな少女が弟を守ろうとしている。きっかけは分からないが、心が耐え切れず出て行ってしまったのであろう。
「お姉ちゃんのお名前はなんていうの?」
「あおいだよ」
それを聞いたこはるは、あおいの手を優しく握った。
「ねぇあおいちゃん、そんなに気を張らなくてもいいんだよ。周りに頼ったっていいの。もし頼れる人がいないのであれば、私が力になる」
あおいは顔を少し動かしてこはるを見つめる。
「私がしっかりしないと・・・。私がダメだからまことは笑ってくれないんだ」
「ダメなんかじゃないよ?まことくんだってあおいちゃんのことを心配してる。大切な姉弟なんだよね、分かるよ。だから悲しみに負けちゃダメ!」
そう言った瞬間に、こはるの胸から暖かい光があふれ出す。この間のコンサートの時と同じ光だ。その優しい光があおいとまことを包み込んだ。
すると、まことの目から涙は消え、あおいはその目に光を取り戻した。
「なんだかお腹すいてきちゃったよ~」
空海もややも満足そうである。作業開始から数時間が立ち、時刻は夕方にさしかかろうとしていた。私服に着替えた生徒会一行は、その帰り道にクレープ屋さんに寄って行くことにした。
「こはるは何を頼む?」
そう言って財布を取りだそうとする唯世。
「うーん、イチゴホイップかバターシュガーで迷う・・・って自分で払えるよ!大丈夫!」
そんなこはるの言葉をスルーして唯世は2つのクレープを購入してしまった。手にはこはるが迷っていたクレープ2つが握られていた。
「これなら両方食べれるでしょ?僕と半分こしよう」
唯世がそう言ってくれたので、2つを分け合うこととなった。
「いいなぁ、こはるたんは唯世みたいな彼氏がいて!羨ましい、ねぇあむちん」
そんな様子を見ていたややにいきなり話を振られるあむ。自分もイクトとそんなふうにできたらと妄想していたところだった。
「べ、別に羨ましくなんてないし!」
あむは顔を赤くしながらそっぽ向いてしまった。
「おやぁ、なにか想像でもしてたのかなぁあむちー」
全員がクレープを食べ終わり、そろそろ解散しようかとなっていた時。しゅごキャラ達はその異変に気付いた。
「おい唯世、×たまの気配がするぞ」
キセキが声をかける。せっかくクレープを食べていい気分になっていたのに×たまが現れるとは。しかしそんなことも言ってられない、×たまの気配のほうへ全員で走った。
クレープの販売車がある位置から少し離れた小さな公園。そこに×たまはいた。特に周りに被害はないように見える。
「よし、大人しそうだし早く浄化してあげよう」
その唯世の言葉を聞いて、あむ達はキャラなりをする。
私のココロ、僕のココロ、俺のココロ、ややのココロ 『アンロック!』
キャラなり アミュレットハート! プラチナロワイヤル! スカイジャック! クラウンドロップ! ビートジャンパー! ディアベイビー!
キャラなりをした唯世達を見た×たまは一瞬驚いたように見えたが、逃げるようなそぶりは見せない。何か様子がおかしい。
「攻撃してこないわね・・・」
りまが不思議そうに呟く。それをチャンスだと思った空海となぎひこが×たまを拘束する。
「さぁあむちゃん、オープンハートを」
そうなぎひこが言いかけた瞬間、周りの茂みの中から沢山の×たまが出てきた。その×たまたちに唯世達は囲い込まれてしまった。
「しまった、これが狙いだったのか!」
×たま達は一斉に攻撃を放ってきた。それを唯世がなんとか防ぐ。しかしその防御壁も長くは持ちそうになかった。
その戦いの様子を、こはるは離れたところから見守っていた。みんなが戦っているのに自分だけが安全なところで見ていることしかできないなんて。そんな苦しい思いでいっぱいだった。
すると、近くから男の子の泣き声が聞こえてきた。こはるがその方向へ走っていくと、座り込む姉らしき少女の前で泣く6歳くらいの男の子がいた。
「どうしたの、何かあったの?」
こはるは男の子を怖がらせないようにしゃがんで話しかけた。すると男の子はゆっくりとしゃべりだした。
「変な男の人が来てね、お姉ちゃんに話しかけたの。そうしたらいきなりお姉ちゃんが」
男の子の姉は、しゃがみこんだまま虚ろな目で遠くを見ていた。小さな声で何かを話しているようだ。こはるはそれを聞こうと少女の近くへ寄った。
「私が、しっかりしなきゃ。私がいないとまことは・・・」
まこと。誰のことを言っているのか。すると彼女の弟が、まことは自分の名前だと教えてくれた。
「まことくんを守るってどういうこと?」
「パパもママもいない。私がそばにいてあげないといけないのに」
それを聞いたまことは、また泣き出してしまった。
「ねぇまことくん、ご両親がいないっていうのは・・・」
聞きにくいことであったが、この状況をどうにかするには知っておかないといけない。そう考え、まことに尋ねた。
「パパとママは車の事故で・・・」
つい数日前に亡くなったという話だった。そこからは姉が公園に連れてきてくれるようになったそうだ。少女の年齢はおそらくこはるよりも年下。そんな少女が弟を守ろうとしている。きっかけは分からないが、心が耐え切れず出て行ってしまったのであろう。
「お姉ちゃんのお名前はなんていうの?」
「あおいだよ」
それを聞いたこはるは、あおいの手を優しく握った。
「ねぇあおいちゃん、そんなに気を張らなくてもいいんだよ。周りに頼ったっていいの。もし頼れる人がいないのであれば、私が力になる」
あおいは顔を少し動かしてこはるを見つめる。
「私がしっかりしないと・・・。私がダメだからまことは笑ってくれないんだ」
「ダメなんかじゃないよ?まことくんだってあおいちゃんのことを心配してる。大切な姉弟なんだよね、分かるよ。だから悲しみに負けちゃダメ!」
そう言った瞬間に、こはるの胸から暖かい光があふれ出す。この間のコンサートの時と同じ光だ。その優しい光があおいとまことを包み込んだ。
すると、まことの目から涙は消え、あおいはその目に光を取り戻した。