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お掃除日和?みんなでプール掃除!

それぞれが真面目に取り組んだ結果、残す作業はプール内の最終清掃のみになった。水を撒いて残った汚れを流す作業だ。
りま以外のメンバーもややに引っ張られプール内へ入った。

「よーし!行くぞ~!!」

ややがホースを振り回して走り回る。プール内の全員がびしょびしょになってしまった。

「もー!やや!」

「やったなこいつ!」

あむと空海もバケツに入った水で対抗する。すると、一度外へ出て何かを取りに行ったなぎひこが戻ってきた。手には人数分の水鉄砲が握られていた。

「実はみんなの分を用意してきたんだ。掃除も終わるし、これで遊ばない?」

なぎひこの提案に全員笑顔で答える。りまだけはプールの外から無表情で見守っている。そんなりまにもなぎひこは声をかける。

「ほらりまちゃんも」

「私はやらない」

ぷいっと顔を横にそむけるりま。だがなぎひこは容赦なくその顔に水を吹きかけた。そんな様子を見ていた唯世達はつい吹き出してしまう。

「ふふっ、りまちゃん大丈夫?」

こはるも例外ではなく笑ってしまった。
りまは少しの間怒りで震えていたが、その後プール内に勢いよく下りてきてなぎひこから水鉄砲を奪い取った。

「なぎひこ、それに笑ったあなた達も許さないから」

そう言って水鉄砲を噴射し始めた。
これを皮切りに、水鉄砲合戦が始まった。しゅごキャラ達はその様子を上から応戦している。

こはるにとってはプール掃除も、こんな風に友達と遊ぶことは初めてだった。楽しくてしょうがない、キラキラとした感情が胸の中からあふれてくるような気がした。
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