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みんなの心アンロック!×たま浄化

「今日はもう少しいっしょにいたいな。唯世」

唯世が家に入ろうとしたとき、こはるが引き留めた。
今日のキャラなりもそうだが、聖夜中での姿や生徒会長としての唯世。知らない面がたくさんあることに対してちょっとした寂しさを感じていた。

「うん、いいよ。じゃあ今日は僕の部屋でお話ししようか」

「ついでに宿題も見てほしいな」

「はいはい。行こうか」


そして二人で唯世の部屋へ、向かった。
ほかの家族は留守にしている様子だった。
昔から変わらない辺里家に、ひどく安心した。

「お茶を入れてくるから、キセキとお話しして待っていてね」

「気を遣わせちゃってごめんね」

唯世はお茶を用意しに一度部屋を出て行った。
部屋にはこはるとキセキの二人きり。

「こうやってキセキと話すのも久しぶりだね・・・。相変わらず唯世そっくりでかわいい~」

そういってキセキをやさしく抱きしめる。

「かわいいと言うな!それに僕は唯世のしゅごキャラなんだから似ているのは当然だ!」

キセキはそれに反発するが、無理やり脱出しようとはしない。
まだこはると唯世が小学校低学年の時、キセキは生まれた。その時から唯世だけではなくこはるの遊び相手になっていた(キセキ本人は世話を焼いていたと語る)ため、こはるに対しては強く出られない部分があった。

「お待たせ。お茶準備できたよ。こはるが好きだった紅茶だけど、これでよかったかな」

「覚えててくれたんだ!うれしい。今も大好きだよ」

ニコニコ満面の笑みで答える。
その笑顔を見た唯世は少し赤面をする。

「だっ大好き・・・」

「おい唯世、今のは紅茶に対して言った言葉だぞ」

「わかってるよキセキ」
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