素敵な思い出!キャンプ3日目
帰り道の途中、空海達と別れた唯世とこはるは2人で自宅へと向かった。キセキとティアラもいっしょだ。
「それにしてもいい買い物をしましたわ」
そう満面の笑みで笑うティアラの腕の中には小さな羊のぬいぐるみがあった。小さな、といってもしゅごキャラ達からすればかなり大きなものになる。
「もうティアラ、お気に入りなのは分かるけど落とさないように気をつけてね」
「大丈夫。この子は私がしっかりとかわいがってあげますわ」
そう言ってぎゅーっとぬいぐるみを抱きしめている。
こはるもポケットの中からキーホルダーを取り出した。牧場で買ったアルパカのイラストが描いてあるキーホルダーだ。実は唯世と色違いのお揃いを買っていた。
「これ、どこにつけようかな」
「通学カバンにつける?せっかくお揃いだから見えるところがいいな」
「わぁ、いいの?」
唯世がそう提案してくれた。初めてのお揃いのものを身に着けることができるのがとてもうれしかった。
「でも、みんなと過ごした3日間あっという間だったなぁ。なんだか寂しい気持ちかも」
唯世達元ガーディアンメンバーは小学生のころから何回かお泊りや合宿の経験があったが、春から仲間に加わったこはるにとっては初めての友達とのお泊りだった。
「これからも遊ぶ機会は沢山あるよ。来年も再来年もきっと」
「そうだよね、ずっとみんなと友だちでいられるよね」
そうして無事自宅へと帰宅した。
こはるは唯世から自分のバックを受け取った。
「唯世ありがとうね」
「全然、このくらいの荷物なら軽々持てるよ」
「ううん、そうじゃなくって」
唯世は不思議そうな顔でこはるを見つめた。
「こうやって生徒会のみんなと仲良くなれたのもキャンプに行けたのも唯世のおかげだから・・・」
少し俯いたこはるだったが、すぐに顔を上げて少しほほを染めた笑顔を唯世に向ける。
そうして唯世の右頬に軽く触れるキスをした。
この行動に唯世とキセキは顔を真っ赤にする。
「じゃあ、また明後日生徒会でね!」
そう言って小走りで家の中へと入っていった。
暫く放心状態の唯世であったが、キセキに声をかけられてぎこちない動きで自宅へと入った。
急いで自室へ駆け込んだこはるは絨毯の上にすとんと腰を落として身悶えていた。
「うわぁ~キスしちゃった・・・!ティアラとキセキもいるのに」
先ほどの自分の行動を振り返り泣きそうな顔になった。感謝の言葉とともに体が勝手に動いていた。自宅の前であんなことをしてしまうなんて唯世は引いてしまうのではないか。
「どうしようティアラ」
「こはる、上出来でしたわ!キャラチェンジもしていないのにあんなに大胆な行動ができるなんて!」
「ああああ、明後日どんな顔で会えば・・・」
そんなこはるにティアラは優しく声をかける。
「あなたたちは恋人同士なんだからなんにも恥ずかしいことではなくってよ。むしろ年頃のお付き合いにしては健全すぎるのでは」
「恋人同士。そうだよね、ちょっと照れるけどおかしいことはしていない・・・よね」
そうして落ち着きを取り戻したこはるはバックの中身の片づけを始めた。ポケットに入れていたアルパカのキーホルダーはしっかりと通学カバンに着けた。
ピンク色のプレートがキラキラと光り、素敵な思い出を表現しているようだった。
「それにしてもいい買い物をしましたわ」
そう満面の笑みで笑うティアラの腕の中には小さな羊のぬいぐるみがあった。小さな、といってもしゅごキャラ達からすればかなり大きなものになる。
「もうティアラ、お気に入りなのは分かるけど落とさないように気をつけてね」
「大丈夫。この子は私がしっかりとかわいがってあげますわ」
そう言ってぎゅーっとぬいぐるみを抱きしめている。
こはるもポケットの中からキーホルダーを取り出した。牧場で買ったアルパカのイラストが描いてあるキーホルダーだ。実は唯世と色違いのお揃いを買っていた。
「これ、どこにつけようかな」
「通学カバンにつける?せっかくお揃いだから見えるところがいいな」
「わぁ、いいの?」
唯世がそう提案してくれた。初めてのお揃いのものを身に着けることができるのがとてもうれしかった。
「でも、みんなと過ごした3日間あっという間だったなぁ。なんだか寂しい気持ちかも」
唯世達元ガーディアンメンバーは小学生のころから何回かお泊りや合宿の経験があったが、春から仲間に加わったこはるにとっては初めての友達とのお泊りだった。
「これからも遊ぶ機会は沢山あるよ。来年も再来年もきっと」
「そうだよね、ずっとみんなと友だちでいられるよね」
そうして無事自宅へと帰宅した。
こはるは唯世から自分のバックを受け取った。
「唯世ありがとうね」
「全然、このくらいの荷物なら軽々持てるよ」
「ううん、そうじゃなくって」
唯世は不思議そうな顔でこはるを見つめた。
「こうやって生徒会のみんなと仲良くなれたのもキャンプに行けたのも唯世のおかげだから・・・」
少し俯いたこはるだったが、すぐに顔を上げて少しほほを染めた笑顔を唯世に向ける。
そうして唯世の右頬に軽く触れるキスをした。
この行動に唯世とキセキは顔を真っ赤にする。
「じゃあ、また明後日生徒会でね!」
そう言って小走りで家の中へと入っていった。
暫く放心状態の唯世であったが、キセキに声をかけられてぎこちない動きで自宅へと入った。
急いで自室へ駆け込んだこはるは絨毯の上にすとんと腰を落として身悶えていた。
「うわぁ~キスしちゃった・・・!ティアラとキセキもいるのに」
先ほどの自分の行動を振り返り泣きそうな顔になった。感謝の言葉とともに体が勝手に動いていた。自宅の前であんなことをしてしまうなんて唯世は引いてしまうのではないか。
「どうしようティアラ」
「こはる、上出来でしたわ!キャラチェンジもしていないのにあんなに大胆な行動ができるなんて!」
「ああああ、明後日どんな顔で会えば・・・」
そんなこはるにティアラは優しく声をかける。
「あなたたちは恋人同士なんだからなんにも恥ずかしいことではなくってよ。むしろ年頃のお付き合いにしては健全すぎるのでは」
「恋人同士。そうだよね、ちょっと照れるけどおかしいことはしていない・・・よね」
そうして落ち着きを取り戻したこはるはバックの中身の片づけを始めた。ポケットに入れていたアルパカのキーホルダーはしっかりと通学カバンに着けた。
ピンク色のプレートがキラキラと光り、素敵な思い出を表現しているようだった。