ゼノバース2系統
真冬の寒い夜、ミゼルは一人自室のベッドに横たわっていた。理由は昨夜から、咳が止まらず高熱が続いていたせいだった。
ミゼル「ゲホッ!ゴホッ!」
ミゼル(ぅう・・まさか僕が高熱になるなんて)
懐かしさを感じながらも、やはり症状は重く。辛い状況が続いていた。
ミゼル(にしても困ったなあ・・。このまま続くとなると戦闘に影響が出て面倒だ・・)
ミゼルが思い詰めていると、扉の向こうから、よく知っている気を感じた。
ミゼル「入って来ていいよ」
ミゼルがそう言うと、答えるかのように扉が開いた。
ザマス「まさかお前が病にふせるとはな・・」
ミゼル「ザマス・・ゲホッ!」
こちらに近づき椅子に座るザマス。その表情にミゼルは違和感を覚えた。普段なら見下した言動をしながら、ニヤニヤ笑うザマスが、目だけは決して笑っていなかったからだ。
ミゼル(珍しいな)
ザマス「お前何を笑っている?」
ミゼル「ちょっとね・・・・。それと、僕の近くに寄ると風邪が移るんじゃないかな?・・ゴホッ」
ザマス「私は不死身だ。そんなものにおかされる心配はない・・。お前は自分の心配をしていろ・・」
目を合わせようとしないザマス・・。微かに見えたその瞳は僅かだが揺らいでいた。
ミゼル「ごめんね・・心配かけて」
ザマス「別にお前を心配してやってる訳ではない。私の道具が無くなる事が困るだけだ」
見事に行動と逆の事を言っているザマス。
ミゼル(本当に素直じゃないなあ・・まあ、珍しく気を使ってくれてるみたいだしいいか・・)
ミゼル「そうか・・。でも、君が此処に来たのは別の理由があるんでしょ?」
ザマス「そうだな・・。お前が病におかされているのを見ているのも面白いが、戦闘に支障が出て足手まといになったら面倒だ。よって今回だけ神である私が直々にお前の面倒を見てやろう・・」
ミゼル「看病してくれるんだね。ありがとうザマス・・ゲホッ」
ザマス「・・・病人は大人しくしていろ」
ザマスのひんやりとした手がミゼルのおでこに触れる。
ミゼル「んっ・・(冷たくて気持ちいい)」
ザマス「まだ熱いな。私が見ていてやるから、お前は安静にしていろ」
色々不安はあったが、ミゼルはザマスの言葉を信じ、ミゼルはそのまま眠りについた。
ミゼル「ん・・」
何かに突っかかる感覚にミゼルは目を覚ました。
ミゼル(何だろう?・・・・ッ!?)
ミゼルが前を見るとそこには、ザマスが寝ていた。
ミゼル「ザマス!?」
ザマス「んっ・・。ミゼルか・・熱は引いたか?」
大声を出したせいか、ザマスは思いのほか早く目覚めた。
ミゼル「っ・・・うん!君が付きっきりで看病してくれたおかげだよ。ありがとう」
ザマス「ふん・・。戦闘に支障が出たらと困ると思っただけだ・・・っておい!何をする!」
ザマスの頭を優しく撫でながら、灰色の瞳を見つめる。
ミゼル「いや・・改めてありがとうって、伝えたくてね」
ザマス「だから、こうしていると?まったくお前は・・・・!」
そう言っている彼の目は笑っていた。
ミゼル「ゲホッ!ゴホッ!」
ミゼル(ぅう・・まさか僕が高熱になるなんて)
懐かしさを感じながらも、やはり症状は重く。辛い状況が続いていた。
ミゼル(にしても困ったなあ・・。このまま続くとなると戦闘に影響が出て面倒だ・・)
ミゼルが思い詰めていると、扉の向こうから、よく知っている気を感じた。
ミゼル「入って来ていいよ」
ミゼルがそう言うと、答えるかのように扉が開いた。
ザマス「まさかお前が病にふせるとはな・・」
ミゼル「ザマス・・ゲホッ!」
こちらに近づき椅子に座るザマス。その表情にミゼルは違和感を覚えた。普段なら見下した言動をしながら、ニヤニヤ笑うザマスが、目だけは決して笑っていなかったからだ。
ミゼル(珍しいな)
ザマス「お前何を笑っている?」
ミゼル「ちょっとね・・・・。それと、僕の近くに寄ると風邪が移るんじゃないかな?・・ゴホッ」
ザマス「私は不死身だ。そんなものにおかされる心配はない・・。お前は自分の心配をしていろ・・」
目を合わせようとしないザマス・・。微かに見えたその瞳は僅かだが揺らいでいた。
ミゼル「ごめんね・・心配かけて」
ザマス「別にお前を心配してやってる訳ではない。私の道具が無くなる事が困るだけだ」
見事に行動と逆の事を言っているザマス。
ミゼル(本当に素直じゃないなあ・・まあ、珍しく気を使ってくれてるみたいだしいいか・・)
ミゼル「そうか・・。でも、君が此処に来たのは別の理由があるんでしょ?」
ザマス「そうだな・・。お前が病におかされているのを見ているのも面白いが、戦闘に支障が出て足手まといになったら面倒だ。よって今回だけ神である私が直々にお前の面倒を見てやろう・・」
ミゼル「看病してくれるんだね。ありがとうザマス・・ゲホッ」
ザマス「・・・病人は大人しくしていろ」
ザマスのひんやりとした手がミゼルのおでこに触れる。
ミゼル「んっ・・(冷たくて気持ちいい)」
ザマス「まだ熱いな。私が見ていてやるから、お前は安静にしていろ」
色々不安はあったが、ミゼルはザマスの言葉を信じ、ミゼルはそのまま眠りについた。
ミゼル「ん・・」
何かに突っかかる感覚にミゼルは目を覚ました。
ミゼル(何だろう?・・・・ッ!?)
ミゼルが前を見るとそこには、ザマスが寝ていた。
ミゼル「ザマス!?」
ザマス「んっ・・。ミゼルか・・熱は引いたか?」
大声を出したせいか、ザマスは思いのほか早く目覚めた。
ミゼル「っ・・・うん!君が付きっきりで看病してくれたおかげだよ。ありがとう」
ザマス「ふん・・。戦闘に支障が出たらと困ると思っただけだ・・・っておい!何をする!」
ザマスの頭を優しく撫でながら、灰色の瞳を見つめる。
ミゼル「いや・・改めてありがとうって、伝えたくてね」
ザマス「だから、こうしていると?まったくお前は・・・・!」
そう言っている彼の目は笑っていた。
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