I want to protect you ~キミを救いたい~
僕はトランクスの言葉に聞く耳も持たぬまま、中庭に出て壊れた何かを見つめた。
ハム 「………」
何かが引っかかる。まるでこの前の何かを何処かで見たことあるかのようなそんな感覚がした。
トランクス 「ハム!!どうしたんだよ?急に走り出して……」
トランクスに気付いた僕は、彼の方に向き直し、思っている事を伝えた。
ハム 「分からないんだ。でも…これに目を引かれて。トランクス…。これって…!」
??? 「お前達。そこでなにをしている」
僕が壊れた何かに手を触れようとしたその時だった。僕達を呼ぶ声が聞こえ、僕の何かが呼び覚まされたのは。
トランクス 「あっ!何もしてませんよ!ビルス様ーっ!!」
トランクスが焦るように、大声で返答する中、僕はビルスという人の服装に何処かで見覚えがあり、思い出そうとしていた。
ハム (あの服装…何処かで……!)
ハム 「ぐぅっ!!?」
トランクス 「?!ハム!」
また頭痛が起こり、その場に頭を抱え倒れ込む。
ハム 「っぐ!!!…っ!!…うぅっ…!!」
トランクス 「ハム!大丈夫か?!しっかりしろ!!」
トランクスが背中を摩りながら、心配の声をかける。再び何かが見えそうな感覚に痛みながらも、意識を向ける。
ハム 「うぐっ!!!…あっぐ!!…っ?!」
苦しい感覚の中、見えた光景。それは、桃色の巨象に小さな青い肌をした女の子の姿。
ハム (そうか…!これは…!!)
ハム 「うぅうっ…!!」
頭痛が止み、肩で息継ぎをする僕にトランクスは変わらず背中を摩りながら、心配の言葉を発する。
トランクス 「大丈夫か?」
ハム 「うん。……ありがとう」
トランクスにお礼の気持ちを伝える終わると、ビルス様達の方に向き直し質問を投げる。
ハム 「あの…」
ビルス 「僕に何か用?」
ハム 「失礼な事ですが、破壊神様…ですね?」
ビルス 「へえ…。君、破壊神を知っているのかい?」
ハム 「はい」
そう答えると、ビルス様の隣に座っている、天使様が此方に視線を向け、問いを投げた。
天使様 「……。他に覚えらっしゃる事はありますか?」
ハム 「…他に覚えている事は、天使様と、界王神と、あと界王という言葉と……ゴワス様?という名前です」
天使様 「ゴワス様…。それは第十宇宙の界王神様の名前ですね」
ハム 「第十宇宙…ぐうっ?!!」
再び頭痛がした。ただしそれは、今までと比べ物にならない程の痛さだ。そんな中…ボヤけてだが、ある景色が見えてきた。濃い色の空に黄色い雲の中に浮かぶ星、その星の上に建ててある家…そして、界王であるであろう誰かが、お茶を飲みながら、こちらに目をやり笑顔で呼びかけ、こう言った…。「ハム!おいで!!」と。
ハム 「ぐっ!!!!」
現実に意識を戻すと、そこには、自身の気を僕に与え続けているトランクスの姿があった。
ハム 「トランクス」
僕は彼の名前を呼び、体を起こした。
トランクス 「ハム…本当に大丈夫なのか?」
ハム 「うん。心配ばかり掛けちゃってごめんね」
トランクス 「…うん」
ビルス「かなり苦しんでたな。所で君は………何を見た?」
予想外の言葉を飛び込み、僕は驚愕しながらも聞いた。
ハム 「えっ?何故それを…?」
ビルス 「君の中から、何か別のものを感じてね。もしかすると、その何かがストッパーと同時に、君に何かを見せようとしているのかと思ったんだよ」
何か…ストッパー違和感がある言葉と底知れない、得体の知れない何かを感じ僕は唖然とした。
ハム 「……」
ビルス 「で。何を見たの?」
ビルス様に再び聞かれ、これ以上お待たせしてはいけないという事と、早く伝えなくてはという謎の焦りを感じて僕は答えた。
ハム 「…おそらく僕の元いた所の界王星。そして、そこに住んでいて…僕の名前を呼んでた界王様……です」
ビルス 「ふーん。界王……ね」
ハム 「?」
意味深な顔をするビルス様達に、疑問を浮かべていると、天使様に名前を聞かれた。
天使様 「ハムさんでよろしかったですね?」
ハム 「はい!大丈夫です」
天使様が、では改めて…という顔をすると、ある誘いを僕は受けた。
天使様 「では…ハムさん。今夜私達と、孫悟空さんと共に第十宇宙の界王神界に行くのですが、どうしますか?」
ハム 「………」
何かが引っかかる。まるでこの前の何かを何処かで見たことあるかのようなそんな感覚がした。
トランクス 「ハム!!どうしたんだよ?急に走り出して……」
トランクスに気付いた僕は、彼の方に向き直し、思っている事を伝えた。
ハム 「分からないんだ。でも…これに目を引かれて。トランクス…。これって…!」
??? 「お前達。そこでなにをしている」
僕が壊れた何かに手を触れようとしたその時だった。僕達を呼ぶ声が聞こえ、僕の何かが呼び覚まされたのは。
トランクス 「あっ!何もしてませんよ!ビルス様ーっ!!」
トランクスが焦るように、大声で返答する中、僕はビルスという人の服装に何処かで見覚えがあり、思い出そうとしていた。
ハム (あの服装…何処かで……!)
ハム 「ぐぅっ!!?」
トランクス 「?!ハム!」
また頭痛が起こり、その場に頭を抱え倒れ込む。
ハム 「っぐ!!!…っ!!…うぅっ…!!」
トランクス 「ハム!大丈夫か?!しっかりしろ!!」
トランクスが背中を摩りながら、心配の声をかける。再び何かが見えそうな感覚に痛みながらも、意識を向ける。
ハム 「うぐっ!!!…あっぐ!!…っ?!」
苦しい感覚の中、見えた光景。それは、桃色の巨象に小さな青い肌をした女の子の姿。
ハム (そうか…!これは…!!)
ハム 「うぅうっ…!!」
頭痛が止み、肩で息継ぎをする僕にトランクスは変わらず背中を摩りながら、心配の言葉を発する。
トランクス 「大丈夫か?」
ハム 「うん。……ありがとう」
トランクスにお礼の気持ちを伝える終わると、ビルス様達の方に向き直し質問を投げる。
ハム 「あの…」
ビルス 「僕に何か用?」
ハム 「失礼な事ですが、破壊神様…ですね?」
ビルス 「へえ…。君、破壊神を知っているのかい?」
ハム 「はい」
そう答えると、ビルス様の隣に座っている、天使様が此方に視線を向け、問いを投げた。
天使様 「……。他に覚えらっしゃる事はありますか?」
ハム 「…他に覚えている事は、天使様と、界王神と、あと界王という言葉と……ゴワス様?という名前です」
天使様 「ゴワス様…。それは第十宇宙の界王神様の名前ですね」
ハム 「第十宇宙…ぐうっ?!!」
再び頭痛がした。ただしそれは、今までと比べ物にならない程の痛さだ。そんな中…ボヤけてだが、ある景色が見えてきた。濃い色の空に黄色い雲の中に浮かぶ星、その星の上に建ててある家…そして、界王であるであろう誰かが、お茶を飲みながら、こちらに目をやり笑顔で呼びかけ、こう言った…。「ハム!おいで!!」と。
ハム 「ぐっ!!!!」
現実に意識を戻すと、そこには、自身の気を僕に与え続けているトランクスの姿があった。
ハム 「トランクス」
僕は彼の名前を呼び、体を起こした。
トランクス 「ハム…本当に大丈夫なのか?」
ハム 「うん。心配ばかり掛けちゃってごめんね」
トランクス 「…うん」
ビルス「かなり苦しんでたな。所で君は………何を見た?」
予想外の言葉を飛び込み、僕は驚愕しながらも聞いた。
ハム 「えっ?何故それを…?」
ビルス 「君の中から、何か別のものを感じてね。もしかすると、その何かがストッパーと同時に、君に何かを見せようとしているのかと思ったんだよ」
何か…ストッパー違和感がある言葉と底知れない、得体の知れない何かを感じ僕は唖然とした。
ハム 「……」
ビルス 「で。何を見たの?」
ビルス様に再び聞かれ、これ以上お待たせしてはいけないという事と、早く伝えなくてはという謎の焦りを感じて僕は答えた。
ハム 「…おそらく僕の元いた所の界王星。そして、そこに住んでいて…僕の名前を呼んでた界王様……です」
ビルス 「ふーん。界王……ね」
ハム 「?」
意味深な顔をするビルス様達に、疑問を浮かべていると、天使様に名前を聞かれた。
天使様 「ハムさんでよろしかったですね?」
ハム 「はい!大丈夫です」
天使様が、では改めて…という顔をすると、ある誘いを僕は受けた。
天使様 「では…ハムさん。今夜私達と、孫悟空さんと共に第十宇宙の界王神界に行くのですが、どうしますか?」