ミゼル[ッ？！！]
僕は飛び起きると同時に周りの景色を必死に確認する。
ミゼル[夢か...！過去の事を思い出すなんて、珍しい事もあるもんだね..]
僕は落ち着きを取り戻すと、今日新たに来訪する者が来る場所へと向かった。
ミゼル[わあ！凄い人集り！！]
現地に着くと、時の界王神の家や刻蔵庫がある時の巣には、普段の倍は人が集まっていた。
ミゼル(いつもは静かで良いところ何だけどなー)
そんな事を思っていると、時の界王神が僕達の前に出てきた。
時の界王神[はーい！皆こっち向いて！！今日は新しい先生を紹介するわよ！！さあ、こっちにいらっしゃい]
？？？[....]
その先生の姿を見た瞬間、周りのタイムパトローラー達はざわざわと騒ぎ始めた。どうしたものかと周りを見渡すと、さっきまでのウキウキしていたタイムパトローラー達の表情は、恐怖や、警戒の色に変わっていた。誰かと周りの者達に聞くまでもなく、気を感じ取った事でその答えはすぐに分かった。
ミゼル(まさか..！)
僕は周りのタイムパトローラー達の中を掻い潜って前に進んでいくとそこにいたのは、未来世界及び、並行世界で残虐な行為をして、全王に消されたという第十宇宙の見習い界王神ザマスが其処には立っていた。
ミゼル(あれが、ザマスかー...！！)
ザマス[.....]
ザマスは此方に殺意の籠った目を向けると、そのまま足を早めて何処かへ行った。
時の界王神[..先生紹介はこれで終わり。皆解散！！]
タイムパトローラー達は、どんどんそれぞれの場所へと戻っていた。だが、残って時の界王神に講義をする者達も、少数だが存在していた。
[どうして！！あんな危険人物をコントン都に呼んだのですか？！！]
[私達に危害が加えられたら、どうするんですか！！]などと、罵倒に近い言葉も聞こえる。
そんな奴らの事など、心底どうでもよかった。
ミゼル[僕は僕なりにやるよ]
僕は彼に得たいのしれない興味を持っていた。その興味を確信に変える為、僕は後日ザマスのいる丘へと向かおうと決めた。