刻巡りて神と人は出会う [ゼノバース2世界観]
これは一月前くらいの間話。僕の「少し前」の記憶。
その日はたまたま時の巣の中に用があった。内容はまだ言えないが、とにかく用があった。時の界王神様と会ったのは、その帰り道だ。僕が、とぼとぼ歩いてると後ろから時の界王神様が何かを伝えたさそうに近寄り、問いを投げかける。
時の界王神「ミゼル。貴方に伝えておきたい事があるの」
ミゼル「なんでしょうか?」
時の界王神「次に来る先生の事なんだけど…」
その言葉で嫌な感触を覚えた。理由は簡単だ。コントン都には色々な先生を呼んでいる。ナメック星人に、サイヤ人、混血サイヤ人に、地球人等とにかく色々な者達をだ。稀に天使や破壊神を呼ぶ事もあるが…色々な者達の中には例に言う悪人とも呼べる者達も居る。特にここ最近はスラッグや、ボージャックもコントン都で先生をしている程だ。その悪人オンパレードに僕は前々から嫌な感触をしていた。
「あの神」がそろそろ来る頃かと……。僕は内に秘めた感触を潰しながら、何も無いかのように問いを返す。
ミゼル「それが何か…?」
時の界王神「実は……今日のうちにザマスを呼ぼうと思ってるの」
やっぱりな…と、一人納得する。「あの出来事」について、まだ物心が付いてない今の僕には只々虚無感が残されているだけだった。
ミゼル「……そうですか」
時の界王神「伝えたい事はこれだけよ。時間割いちゃってごめんなさいね」
ミゼル「いいえ…。お気になさらず」
乾いた心で時の界王神様に答えた。それを察知したのか、時の界王神様は言った…。
時の界王神「ミゼル…。無理はしないでね…?」
ミゼル「………」
僕は時の界王神様に無言のまま会釈すると、時の巣を出て上空に飛んだ。吹き寄せる風はいつもより何故か冷たく、寒く感じる。体に感じる冷気を紛らわす為に僕は先程言われた問いに対する言葉を一人答えた。
ミゼル「僕が無理をする?そんな事する訳ないでしょう……。只の「キョウミ」ですよ」
そう…只のキョウミだ。それ以外の感情は…。
ミゼル「無いだろ…」
苦しい…何故こうなってしまうのだろう。誰か教えてくれよ……。呪われた力を持つ僕を……好きになれる方法を…!!
ミゼル「求めるだけ無駄だよね…。自分で見つけないと……」
ドラゴンボールの台座付近にある丘に着くと、僕は草原の上で大の字になり青空を見上げる。
ミゼル「「この」空は…いつ見てもいいな。綺麗で」
蘇るは過去の記憶、大好きな人達の思い出と、大嫌いな自分の記憶。
ミゼル「(こんな事思い出したって何も変わらないのにな)…ふぁ~~あ」
眠い…。起きている時に思い出す記憶。夢の中では大丈夫だろう。僕は一縷の希望を持ちながら夢の中に入った。
その日はたまたま時の巣の中に用があった。内容はまだ言えないが、とにかく用があった。時の界王神様と会ったのは、その帰り道だ。僕が、とぼとぼ歩いてると後ろから時の界王神様が何かを伝えたさそうに近寄り、問いを投げかける。
時の界王神「ミゼル。貴方に伝えておきたい事があるの」
ミゼル「なんでしょうか?」
時の界王神「次に来る先生の事なんだけど…」
その言葉で嫌な感触を覚えた。理由は簡単だ。コントン都には色々な先生を呼んでいる。ナメック星人に、サイヤ人、混血サイヤ人に、地球人等とにかく色々な者達をだ。稀に天使や破壊神を呼ぶ事もあるが…色々な者達の中には例に言う悪人とも呼べる者達も居る。特にここ最近はスラッグや、ボージャックもコントン都で先生をしている程だ。その悪人オンパレードに僕は前々から嫌な感触をしていた。
「あの神」がそろそろ来る頃かと……。僕は内に秘めた感触を潰しながら、何も無いかのように問いを返す。
ミゼル「それが何か…?」
時の界王神「実は……今日のうちにザマスを呼ぼうと思ってるの」
やっぱりな…と、一人納得する。「あの出来事」について、まだ物心が付いてない今の僕には只々虚無感が残されているだけだった。
ミゼル「……そうですか」
時の界王神「伝えたい事はこれだけよ。時間割いちゃってごめんなさいね」
ミゼル「いいえ…。お気になさらず」
乾いた心で時の界王神様に答えた。それを察知したのか、時の界王神様は言った…。
時の界王神「ミゼル…。無理はしないでね…?」
ミゼル「………」
僕は時の界王神様に無言のまま会釈すると、時の巣を出て上空に飛んだ。吹き寄せる風はいつもより何故か冷たく、寒く感じる。体に感じる冷気を紛らわす為に僕は先程言われた問いに対する言葉を一人答えた。
ミゼル「僕が無理をする?そんな事する訳ないでしょう……。只の「キョウミ」ですよ」
そう…只のキョウミだ。それ以外の感情は…。
ミゼル「無いだろ…」
苦しい…何故こうなってしまうのだろう。誰か教えてくれよ……。呪われた力を持つ僕を……好きになれる方法を…!!
ミゼル「求めるだけ無駄だよね…。自分で見つけないと……」
ドラゴンボールの台座付近にある丘に着くと、僕は草原の上で大の字になり青空を見上げる。
ミゼル「「この」空は…いつ見てもいいな。綺麗で」
蘇るは過去の記憶、大好きな人達の思い出と、大嫌いな自分の記憶。
ミゼル「(こんな事思い出したって何も変わらないのにな)…ふぁ~~あ」
眠い…。起きている時に思い出す記憶。夢の中では大丈夫だろう。僕は一縷の希望を持ちながら夢の中に入った。