刻巡りて神と人は出会う [ゼノバース2世界観]
同時刻…。
ーーーーーーーーーー ーーーーーーー ーーーーーーー
ミゼル「もうすぐ着くからね」
相変わらず着いてくるザマスを気に留めながら、僕はハムと二人で刻蔵庫に着いた。前にも来たことはあるが、一応説明をと、ハムに再び説明を喋り始めようとした時だった。
ミゼル「前にも来たけど此処が刻蔵庫。此処には色々な時代の………ん?」
ついさっきまであったザマスの気が突然消えた。それと消えた方角で何やら騒いでいるようだ。
ミゼル(?ザマスの気が…消えた?何があったんだ…)
僕の表情で何か読み取ったのか、それとも気を感じ取ったのか、何方かは分からないが、何が起きたのかを感じ取ったハムは此方の方を見て、必死そうな目で助けを求めた。
ハム「ミゼル!ザマスが…!!!」
ミゼル「分かってる。…僕は戻って確かめるから、ハムは時の界王神様の所に居てね」
僕はそう告げると、急速で気を高め消えた場所に向かった。消えた方向の上空を見ると、其処には時の裂け目らしきものが開けられていた。場所の不自然さとタイミングで、人工的に開けられていると、直感で分かった。だが、時の裂け目を開けられる者は限られている。だとすると、考えられるのは…。
ミゼル(魔界の者か。……だが何故僕じゃなくて、ザマスを…?)
何故僕じゃなくてザマスを狙うのか、魔界の不自然な行動に頭に痛みが過ぎると同時に自然と体の重みが課される。
「また」誰かが巻き込まれるかもしれない…内がそう囁く。嫌な感触がする…。遠い昔の思い出したくもない過去の記憶が…僕にそう……告げた。
ミゼル(馬鹿だな。こんな時に過ぎた事を思い出すなんて…)
少しの間だけ、過去の感傷とも呼べる痛みに浸かっていると、僕は現実に戻り、周りにいるタイムパトローラーに状況を聞く。
ミゼル「何が起こってるの?」
タイムパトローラー「ミゼルさん!此処に突如時の裂け目が現れたのです。中に入ろうとしているのですが、何故か弾かれてしまって中に入れないのです…!」
成程…。さしずめ僕だけに来て欲しいと言ったところかな………と一人心の内で呟き、近くにいるタイムパトローラーに話しかける。
ミゼル「そうか…。じゃあ僕が試しに入ってみるよ。入れたら…皆の事は頼んだよ」
その場に居たタイムパトローラーにその場を託すと、僕の体は時の裂け目に吸い込まれていった。
時の裂け目の中に入ると、中には時の狭間が広がっていた。終わりの無い程その場所は暗く、神秘的な場所にも見えた。景色に魅せられていたその時、一つのの気弾が僕の横を通過した。
黒衣の男「来た来た。狙いのものが」
ミゼル「やはり魔界の者か」
黒衣の男「察しが良いな。まぁ時の裂け目を開けられる奴なんて限られてるからな」
ミゼル「ザマスは何処にいる」
黒衣の男「此処にいるぜ」
黒衣の男が通すように、前を退くと奥には不死の回復も追い付いていない程、傷だらけで戦っているザマスの姿があった。
ミゼル「っ!!ザマス!!」
周りの者達を退けながら、僕は必死にザマスの元に向かう。焦りや自身に対する怒りを感じながらも、手は確実にザマスを抱えていた。
ミゼル「ザマス!!しっかり!!意識を保って!!!」
ザマス「うっ!!?触る、なっ!離、れろ!!」
こんな時でも、潔癖な師に僕は
ミゼル「今はそれどころじゃ無いよ!!早くヒィラに見せないと!」
黒衣の男「逃げれると思ってるのかぁ?」
ミゼル(どうする!?ザマスだけでも、逃がさないといけないのに!!減らしてくれただけまだましだけど、この状態でザマスの治癒を送らせる訳には!!くそっ!)
黒衣の女「何よ、それ!降伏のつもり?」
僕は手に力を溜めると、魔界の者達に向けてこう告げた。
ミゼル「ごめん、みんなーーー。」
力を放つと、光が辺りを包み僕はザマスを連れ、時の裂け目から出た。
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ミゼル「もうすぐ着くからね」
相変わらず着いてくるザマスを気に留めながら、僕はハムと二人で刻蔵庫に着いた。前にも来たことはあるが、一応説明をと、ハムに再び説明を喋り始めようとした時だった。
ミゼル「前にも来たけど此処が刻蔵庫。此処には色々な時代の………ん?」
ついさっきまであったザマスの気が突然消えた。それと消えた方角で何やら騒いでいるようだ。
ミゼル(?ザマスの気が…消えた?何があったんだ…)
僕の表情で何か読み取ったのか、それとも気を感じ取ったのか、何方かは分からないが、何が起きたのかを感じ取ったハムは此方の方を見て、必死そうな目で助けを求めた。
ハム「ミゼル!ザマスが…!!!」
ミゼル「分かってる。…僕は戻って確かめるから、ハムは時の界王神様の所に居てね」
僕はそう告げると、急速で気を高め消えた場所に向かった。消えた方向の上空を見ると、其処には時の裂け目らしきものが開けられていた。場所の不自然さとタイミングで、人工的に開けられていると、直感で分かった。だが、時の裂け目を開けられる者は限られている。だとすると、考えられるのは…。
ミゼル(魔界の者か。……だが何故僕じゃなくて、ザマスを…?)
何故僕じゃなくてザマスを狙うのか、魔界の不自然な行動に頭に痛みが過ぎると同時に自然と体の重みが課される。
「また」誰かが巻き込まれるかもしれない…内がそう囁く。嫌な感触がする…。遠い昔の思い出したくもない過去の記憶が…僕にそう……告げた。
ミゼル(馬鹿だな。こんな時に過ぎた事を思い出すなんて…)
少しの間だけ、過去の感傷とも呼べる痛みに浸かっていると、僕は現実に戻り、周りにいるタイムパトローラーに状況を聞く。
ミゼル「何が起こってるの?」
タイムパトローラー「ミゼルさん!此処に突如時の裂け目が現れたのです。中に入ろうとしているのですが、何故か弾かれてしまって中に入れないのです…!」
成程…。さしずめ僕だけに来て欲しいと言ったところかな………と一人心の内で呟き、近くにいるタイムパトローラーに話しかける。
ミゼル「そうか…。じゃあ僕が試しに入ってみるよ。入れたら…皆の事は頼んだよ」
その場に居たタイムパトローラーにその場を託すと、僕の体は時の裂け目に吸い込まれていった。
時の裂け目の中に入ると、中には時の狭間が広がっていた。終わりの無い程その場所は暗く、神秘的な場所にも見えた。景色に魅せられていたその時、一つのの気弾が僕の横を通過した。
黒衣の男「来た来た。狙いのものが」
ミゼル「やはり魔界の者か」
黒衣の男「察しが良いな。まぁ時の裂け目を開けられる奴なんて限られてるからな」
ミゼル「ザマスは何処にいる」
黒衣の男「此処にいるぜ」
黒衣の男が通すように、前を退くと奥には不死の回復も追い付いていない程、傷だらけで戦っているザマスの姿があった。
ミゼル「っ!!ザマス!!」
周りの者達を退けながら、僕は必死にザマスの元に向かう。焦りや自身に対する怒りを感じながらも、手は確実にザマスを抱えていた。
ミゼル「ザマス!!しっかり!!意識を保って!!!」
ザマス「うっ!!?触る、なっ!離、れろ!!」
こんな時でも、潔癖な師に僕は
ミゼル「今はそれどころじゃ無いよ!!早くヒィラに見せないと!」
黒衣の男「逃げれると思ってるのかぁ?」
ミゼル(どうする!?ザマスだけでも、逃がさないといけないのに!!減らしてくれただけまだましだけど、この状態でザマスの治癒を送らせる訳には!!くそっ!)
黒衣の女「何よ、それ!降伏のつもり?」
僕は手に力を溜めると、魔界の者達に向けてこう告げた。
ミゼル「ごめん、みんなーーー。」
力を放つと、光が辺りを包み僕はザマスを連れ、時の裂け目から出た。