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刻巡りて神と人は出会う [ゼノバース2世界観]

人里離れた緑豊かな山の奥底には、ある家族が住んでいる。今日はその家族の次男の僕の17歳の誕生日。そんな日に僕は一人、日課である昼寝をしに家を出ようとした所、母に呼び止められ、二人で話していた。
[どうしたの母さん?]
母[ミゼル!今日は誕生日だから早く帰って来なさいね?]
[うん!分かってるからさ、ケーキ..先に食べないでよ?]
母[ふふ!分かってるなら早く帰りなさい。いいわね、ミゼル?]
[うん!!!じゃあまたね!母さん!]
母[いってらっしゃい!ミゼル!!]
僕は力をためると空に向かって飛んだ。僕は元々空を飛べた。何故かは分からないけど、自然と出来ていた。これも才能と慣れってやつかな?と×××は考えていた。そうだこうだ考えている内に、僕は所定の位置を見つけ、スピードを上げた。
[あった!!]
僕は、いつも昼寝をする大樹を見つけるとその下に降り、寝そべりながら囁いた。
[このまま。平和な日々が続いて欲しいな...]
思い返すと、人造人間の17号と18号が現れたのも、今になれば遠い過去の話みたいだった。地球の平和はトランクスさんによって守られた。僕はそんなトランクスさんに憧れていた。理由は簡単、何があっても諦めず戦い続けるその姿を見て僕達は、希望を感じていた。そして、その希望通りトランクスさんは平和を勝ち取った。死んでいった者達の意思を継ぎ皆を守ったトランクスみたいになりたい!僕はそう思うようになった。
[僕も誰かを守れるようになりたいな...]
僕はそこで眠気を感じ、誘われるように眠りについた。

ーーーーーーーー ーーーー

???[..きろ!....×××!!起きろ!!!]
[ッ!??何?!!]
僕は大声で目が覚めた。
目が覚めるとそこには2つ上の兄ガイルの姿があった。
[どうしたの!?兄さんこれはなんなの?!]
見渡すと街の方からは、火の手や黒煙が上がっているのが見えた。
兄[落ち着いて聞けミゼル!!お前は今すぐ母さんの所に行け!!]
[?!!母さんが無事なの?!兄さん!!]
兄[.....。分からない]
[え?]
兄[母さんが無事なのか、そうじゃ無いのか分からない!!だからお前には、安否を確認してきて欲しいんだ!辛いかもしれないが、すまない俺は父さん達の援護に向かわねばいけない!頼んだぞ!ミゼル!!]
[待って!!兄さん!]
兄さんに置いてかれ、僕は仕方なく母の安否を確認しに向かった。
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