このサイトは1ヶ月 (30日) 以上ログインされていません。 サイト管理者の方はこちらからログインすると、この広告を消すことができます。

僕と君の昔話

界王星に住むようになり、私は慣れない作業に追わ れていた。想像はしていたものの界王の業務は、それ よりも遥かに過酷なものだぅた。
ザマス「ふぅ・・・」
作業を終え、外に出て、茶を嗜む。これが、私の一日 の流れだ。溜まりに溜まった紙の山に向き合いながら、 鍛錬に励む。そんな日々が続いていた。
ザマス「・・・・・・」
カチャッ・・・
カップを置き、その場から離れ、外に通じるドアを開 く。
ハム「・・・・・」
ザマス( またか・・)
まただ・・・また・・ハムが一人、草原の上に座り遠
くを眺めている。
そんなハムに私は、近づき話し掛けようとする。
ザマス「おい・・・・ハムっ・・?」
一瞬・・・。ハムの目尻が、きらり・・と光った。
ザマス( ?泣いているのか・・・)
気になり、ハムに近づく。
ザマス「・・・おい」
ハム「・・・・・」
気づかないハムに、先程より大きく声を掛ける。
ザマス「おい!」
ハム「!!」
ハムは驚いた顔をし、距離をとる。
ハム「なに?」
ハムは、焦りながら言った。
ザマス「いや・・・・何でもない」
私は答えた。〝これ以上触れない方が良いかもしれな
い〟そう思ったからだ。
ハム「ごめん・・。そっとしておいて・・・」
ザマス「すまない・・・」
ハムの要望通り私はその場をあとにした。
4/16ページ
スキ