僕と君の昔話
誰かの声が聞こえる・・。その感覚で私は目を覚し
た。
ザマス「っ・・・。ここは・・?」
??「気が付いたか」
声のする方向を見る。すると、そこいたのはこちらに
冷たい視線を向けながら笑っている人物がいた。
??「初めまして。現北の界王様・・・」
誰だ?そう思い記憶を遡る。確か早朝ハムを見送り、
人間に会い・・・・・〝人間〟その言葉に触れた時私
は全てを思い出した。
ザマス「貴様!!」
私が怒りに身を任せ手に気を込めようとした時だった。
ザマス「っ!!」
気が手まで行き届かない。それどころか、手や足が動
く事すら叶わない。〝何故だ・・・?!〟そう思い驚
愕しながらも私は頭上や足の部分を見た。そこで見た
のは、私の手や足を拘束している漆黒の色をした気の
枷だった。
ザマス「くそ!離せッ!」
私が必死に抵抗しても枷は外れない。
元・北の界王「無駄な抵抗はやめた方が良い。俺が死
なない限りその枷は永遠に外れない・・」
ヤツが死なない限り外れない?・・・フフッ簡単な事
ではないか・・・。
ザマス「・・・ならば貴様を殺し、ここから出るまで
だ・・・」
元・北の界王「フッ・・枷も外す事も出来ない。非力
で傲慢な若造が何を言っている・・」
〝傲慢〟この言葉を聞いた時、私の中の何かが切れた。
ザマス「傲慢なのは貴様の方だろう!貴様のせいでハ
ムがどれだけ辛い思いをした事か!!」
そうだ・・。ハムに身体的、いや精神的傷を負わせた。
コイツの存在がどれだけハムの心を苦しめた事か・・。
ハムを・・ハムの心を・・・!!
元・北の界王「・・フッ・・・・・クハハハハハハハ
ッ」
ザマス「何が可笑しい!!」
私がそう怒鳴るとヤツは私の首を絞めた。
ザマス「ぐっ・・がはっ!」
ヤツの指が私の気道を潰さんというばかりに締め上げ
てくる。
ザマス「が・・・あぁ」
元・北の界王「俺が傲慢?そうだな・・だが、少なく
とも次期界王神候補の中に入り威張り散らしているお
前よりはマシだ!」
・・・・・私が次期界王神候補?そのような事聞いた
事すらない・・・・・何を言っているんだ?
ザマス「でまかせっ・・・を・・・っ・・!」
元・北の界王「嘘ではない。お前が次期界王神候補内
に入ってる・・それは事実だ。だから俺はお前を捕ら
えたのだ」
次期界王神候補その理由で私を捕らえた?だが、ヤツ
は私を捕らえてどうするつもりだ・・。
元・北の界王「あと、言っておいて何だが・・・お前
のなかに少々仕込ませてもらう」
ザマス「!!」
〝仕込ませる〟どういうことだ?とりあえず一刻も早
くこの場から脱出しなければ・・・。そう考えていた
時、突然ヤツは私の首から手を離した。
ザマス「げほっ・・ごほっ!」
グイッ
元・北の界王「俺の目を見ろ・・」
顔を掴まれ、ヤツの目を見ざるえない状況になる。
ザマス「離せ!!・・・・ぐっ!!」
まずい!ヤツの目に引き込まれる・・。
元・北の界王「大丈夫だ・・。俺を見ろ・・」
ザマス「やっ・・めろ!」
くそ!!・・・・・っ!
ザマス「ぅうっっ!!」
何かが頭の中を入ってくるそんな感覚だった。
ザマス「ぐっ・・ぅぅ!!!」
元・北の界王「往生際が悪いぞ・・。ならば・・」
ザマス「!?―――― あああぁああぁぁぁああっっ!」
私が反論する暇もなく、稲妻のような電流が体を駆け
抜けた。身動きが取れず攻撃を受けてばかりの私を眺
めながらヤツは言った。
元・北の界王「これで少しは黙るか・・・・?」
ザマス「わたしをっ!・・見くびるな・・!」
睨み付けそれでも足搔き続けるのを見てか、ヤツは電
流を強めた。
身体中を駆け抜ける痛み、精神的な絶望感、そんな中
でも私は抗った。抗い続けた。
元・北の界王「無駄な抵抗を続けるな。まあ、その方
が面白いがな・・」
息を切らしながらも、抵抗を続けている私に、ヤツは
ニヤついていた。
気が付けば、服は一部焼け焦げ、髪は少々の痛みを感
じる。
元・北の界王「全く無様な姿だな?次期界王神候補様
が聞いて呆れるな?」
ザマス「・・・・・」
元・北の界王「そんな怖い顔をするな。それと、少し
の間お前には寝ていてもらおうか・・」
ザマス「ガハッ!?」
体力が既に限界に達していた私は、鳩尾めがけて振る
わる拳に私は為す術もないまま受け続ける。
ザマス( くそ・・!このままだとまずい!)
元・北の界王「まだ威勢があるのか?ククク・・ここ
には誰も来ないというのに、哀れなものだなぁ・・。もうすぐお前は死ぬ。安心しろ・・直ぐに殺しはしな
い。ゆっくり、じっくり心身共に破壊してから、殺し
てやるからな」
ザマス「・・・・・言いたい事はそれだけか?」
元・北の界王「本当に往生際が悪いな。貴様は・・・
見るだけで、殺したくなる・・・」
ザマス「・・・・!!」
奴の一撃が私を襲おうとしたその瞬間、何かが猛スピ
ードで突進しヤツを壁に叩きつけた。叩きつけられた
方を見ると、壁は大きく破損し、ヤツが頭から血を流
しながら、〝よろっ〟・・とたった。
元・北の界王「くそ!!邪魔をするな!チビが!」
??「チビで悪かったね。でも、大切な人を傷つける
奴は許さないよ!!!」
声によく聞き覚えがあり、私は思わず目線を下に落と
す。
すると、そこにはここには来ないはずの者がいた。
ザマス「ハム・・!」
ハム「ザマス!もう少しだけ待ってて!」
た。
ザマス「っ・・・。ここは・・?」
??「気が付いたか」
声のする方向を見る。すると、そこいたのはこちらに
冷たい視線を向けながら笑っている人物がいた。
??「初めまして。現北の界王様・・・」
誰だ?そう思い記憶を遡る。確か早朝ハムを見送り、
人間に会い・・・・・〝人間〟その言葉に触れた時私
は全てを思い出した。
ザマス「貴様!!」
私が怒りに身を任せ手に気を込めようとした時だった。
ザマス「っ!!」
気が手まで行き届かない。それどころか、手や足が動
く事すら叶わない。〝何故だ・・・?!〟そう思い驚
愕しながらも私は頭上や足の部分を見た。そこで見た
のは、私の手や足を拘束している漆黒の色をした気の
枷だった。
ザマス「くそ!離せッ!」
私が必死に抵抗しても枷は外れない。
元・北の界王「無駄な抵抗はやめた方が良い。俺が死
なない限りその枷は永遠に外れない・・」
ヤツが死なない限り外れない?・・・フフッ簡単な事
ではないか・・・。
ザマス「・・・ならば貴様を殺し、ここから出るまで
だ・・・」
元・北の界王「フッ・・枷も外す事も出来ない。非力
で傲慢な若造が何を言っている・・」
〝傲慢〟この言葉を聞いた時、私の中の何かが切れた。
ザマス「傲慢なのは貴様の方だろう!貴様のせいでハ
ムがどれだけ辛い思いをした事か!!」
そうだ・・。ハムに身体的、いや精神的傷を負わせた。
コイツの存在がどれだけハムの心を苦しめた事か・・。
ハムを・・ハムの心を・・・!!
元・北の界王「・・フッ・・・・・クハハハハハハハ
ッ」
ザマス「何が可笑しい!!」
私がそう怒鳴るとヤツは私の首を絞めた。
ザマス「ぐっ・・がはっ!」
ヤツの指が私の気道を潰さんというばかりに締め上げ
てくる。
ザマス「が・・・あぁ」
元・北の界王「俺が傲慢?そうだな・・だが、少なく
とも次期界王神候補の中に入り威張り散らしているお
前よりはマシだ!」
・・・・・私が次期界王神候補?そのような事聞いた
事すらない・・・・・何を言っているんだ?
ザマス「でまかせっ・・・を・・・っ・・!」
元・北の界王「嘘ではない。お前が次期界王神候補内
に入ってる・・それは事実だ。だから俺はお前を捕ら
えたのだ」
次期界王神候補その理由で私を捕らえた?だが、ヤツ
は私を捕らえてどうするつもりだ・・。
元・北の界王「あと、言っておいて何だが・・・お前
のなかに少々仕込ませてもらう」
ザマス「!!」
〝仕込ませる〟どういうことだ?とりあえず一刻も早
くこの場から脱出しなければ・・・。そう考えていた
時、突然ヤツは私の首から手を離した。
ザマス「げほっ・・ごほっ!」
グイッ
元・北の界王「俺の目を見ろ・・」
顔を掴まれ、ヤツの目を見ざるえない状況になる。
ザマス「離せ!!・・・・ぐっ!!」
まずい!ヤツの目に引き込まれる・・。
元・北の界王「大丈夫だ・・。俺を見ろ・・」
ザマス「やっ・・めろ!」
くそ!!・・・・・っ!
ザマス「ぅうっっ!!」
何かが頭の中を入ってくるそんな感覚だった。
ザマス「ぐっ・・ぅぅ!!!」
元・北の界王「往生際が悪いぞ・・。ならば・・」
ザマス「!?―――― あああぁああぁぁぁああっっ!」
私が反論する暇もなく、稲妻のような電流が体を駆け
抜けた。身動きが取れず攻撃を受けてばかりの私を眺
めながらヤツは言った。
元・北の界王「これで少しは黙るか・・・・?」
ザマス「わたしをっ!・・見くびるな・・!」
睨み付けそれでも足搔き続けるのを見てか、ヤツは電
流を強めた。
身体中を駆け抜ける痛み、精神的な絶望感、そんな中
でも私は抗った。抗い続けた。
元・北の界王「無駄な抵抗を続けるな。まあ、その方
が面白いがな・・」
息を切らしながらも、抵抗を続けている私に、ヤツは
ニヤついていた。
気が付けば、服は一部焼け焦げ、髪は少々の痛みを感
じる。
元・北の界王「全く無様な姿だな?次期界王神候補様
が聞いて呆れるな?」
ザマス「・・・・・」
元・北の界王「そんな怖い顔をするな。それと、少し
の間お前には寝ていてもらおうか・・」
ザマス「ガハッ!?」
体力が既に限界に達していた私は、鳩尾めがけて振る
わる拳に私は為す術もないまま受け続ける。
ザマス( くそ・・!このままだとまずい!)
元・北の界王「まだ威勢があるのか?ククク・・ここ
には誰も来ないというのに、哀れなものだなぁ・・。もうすぐお前は死ぬ。安心しろ・・直ぐに殺しはしな
い。ゆっくり、じっくり心身共に破壊してから、殺し
てやるからな」
ザマス「・・・・・言いたい事はそれだけか?」
元・北の界王「本当に往生際が悪いな。貴様は・・・
見るだけで、殺したくなる・・・」
ザマス「・・・・!!」
奴の一撃が私を襲おうとしたその瞬間、何かが猛スピ
ードで突進しヤツを壁に叩きつけた。叩きつけられた
方を見ると、壁は大きく破損し、ヤツが頭から血を流
しながら、〝よろっ〟・・とたった。
元・北の界王「くそ!!邪魔をするな!チビが!」
??「チビで悪かったね。でも、大切な人を傷つける
奴は許さないよ!!!」
声によく聞き覚えがあり、私は思わず目線を下に落と
す。
すると、そこにはここには来ないはずの者がいた。
ザマス「ハム・・!」
ハム「ザマス!もう少しだけ待ってて!」