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おまけ小説:P5:ご都合異常状態(炎上)

夢主コードネームは【メサイア】にしてます。
フォックス目線。




「あ……熱っ!」
「メサイアが炎上状態だっ!早く治療を!」
「クイーンはメサイアの回復を。フォックス、敵を蹴散らすぞ。」
「了解!」
「承知した。」

 ジョーカーの指示により、仲間が異常状態になりつつも素早く敵を一掃する事が出来た。さすがリーダー、無駄がない。

「メサイア大丈夫?」
「う…ん、なんとか。クイーンが回復してくれたからダメージはそんなに無いんだけど……。」

 クイーンとメサイアのやり取りを聞き、言い淀む彼女に何か問題が生じているのかと、俺は目を向けた。

「ちょ……っ!オイ、メサイアの服ボロボロじゃねぇか!」
「スカル、あんまり見ないで……!」

 するとそこには先ほどの炎上によって、ところどころ服が燃えてしまっているメサイアの姿が。背中側はそうでも無いが、前面が酷いのか両腕で体を抱きしめるようにし、隠している。恥ずかしいのか頬をうっすらと桃色に染め、俯き加減のその姿は彼女にしては珍しく、正直……庇護欲を唆られる。

「スカル見んなっ!スケベ!」
「はぁ?!俺はメサイアを心配して様子確認しただけだろ!」
「ちょっと、二人とも喧嘩しないの。」

 言い合いをしているパンサーとスカルを尻目にジョーカーがメサイアに近づく。そして、おもむろに自身のコートを脱ぎ、彼女に羽織らせた。くっ……!俺の怪盗服にもコートがあれば…。今日ほど自身の怪盗服を後悔したことが今まであっただろうか。

 と、俺の視線に気付いたのかジョーカーがこちらに目を向ける。その手はメサイアを支えるように彼女の腰に回り、不敵な笑みを浮かべ『俺の勝ち』と口だけを動かし伝えてきた。

「なっ!ジョーカー――」
「……ちょっとフォックス?」

 パンサーに名を呼ばれ、俺は初めて女性メンバーに囲まれている事に気がついた。

「なんだ?」
「さっきから、メサイアの事見過ぎ。」
「ちょっと無遠慮すぎるんじゃないかしら?」
「フォックスのヘンタイ。」
「変た……。俺はメサイアの事を心配してだな――」
「もうその言い訳はスカルから聞いた。」
「くっ……!」

 スカルと同列に扱われるとは、何たる不覚!すると、会話を聞いていたのかメサイアがこちらを向いた。先ほどよりも頬を赤く染め、恥ずかしいのか潤んだ瞳で俺を見ながら、彼女の小さな唇が言葉を紡いだ。

 
「……フォックスの、えっち……」

  
「うわーーっ!!おイナリが鼻血出したーーっ!!」
「てえてえ……」
「スカルなに目つぶって合掌してんの?!」
「メサイア、結婚しよう。」
「リーダーが混乱してるわね。ハリセンカバーより鉄拳制裁の方がいいかしら。」 
 
「オマエら……揃いも揃って何してんだ……」


 
 後日、メサイアには女性陣により火事除けのお守りを持たされる事となった。


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2025/3/4
びっくりして、おイナリ呼びになるナビ

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