電話で5題
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『~~っもう、自己中露伴なんて知らないっ!!!』
そう言って、露伴の家を出たのが一時間前。
今は、杜王町のホテルで承太郎さんと優雅に紅茶を飲んでいる。
些細な事で露伴と喧嘩した私は、勢い余って飛び出したのはいいけれど、その後の行くあてを考えていなかった。
仗助君の家に行くのは後々更に問題になるような気がするし、康一君の家は知らないし……
と考えた結果、承太郎さんの滞在するホテルの部屋にお邪魔することにした。
最初は追い出されるんじゃないかと緊張していたけれど、そんなことはなく快く(と、思いたい)部屋に招き入れてくれた。
『…ってわけなんですよッ!露伴ったらいつも自分の事しか考えてないから…妥協って言葉知らないんじゃないかしら?』
と、承太郎さんにさっきの状況を説明する。
承太郎さんはイヤな顔せず、私の話を聞いてくれている。(ただ、表情が乏しいだけかもしれないけど…)
「そうは言っても、ななし君は彼を本当に嫌ってはいないんだろう?」
『う…そうですけど…』
承太郎さんに優しく諭された…さすが、所帯持ち!
そこに痺れるっ!憧れるゥ!……って、何を考えてるんだ私は…。
私がう~とか、でも…~とか一人唸っている間に、私の携帯に気づいた承太郎さんに声をかけられた。
「携帯が光っているが、彼からじゃないのか?」
『ホントだっ』
メッセージ1件
急いで私は、メッセージを聞く
【あーななし、外に出たなら帰ってくる前に牛乳買ってきてくれ】
ツー、ツー、ツー、ツー…
『あいつはどこまで自己中なのよぉぉ!!!!』
「……やれやれだぜ」
2014/09/19
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