承太郎vs花京院
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花京院みたいに話題をふってくれるわけでもなく、
ただ黙々と帰路をたどるだけ。
今週は、承太郎と1週間過ごすことになっていた。
告白はされたけど
承太郎は私のことをどう思ってる?
彼のことだから、冗談であんなことは言わないだろうけど、
こう…なにもないとあれは夢なんじゃあないかと思えてくる…。
二人に告白されてから、承太郎のことも気になり始めてる自分がいる。
絶対に二人の策略にははまらないと決心したのに、
エジプトで過ごした日々の思い出もあり、心が揺らいでしまう…。
というか、本当になぜそんな二人が平凡な私なんかを好きになったんだろう?
そんなことを考えていると、急に左腕を引っ張られる感覚と、
何かに正面からぶつかった軽い衝撃。
上を見上げてみると――
『じょ、承太郎!?』
「…あまりボーッとしてんな。あぶねぇ。」
どうやら、車が近くを通った際に車道側に知らずにフラフラと歩いて行ってしまっていた私を引き寄せてくれたらしい。
しかし、この状態は…。
意識した途端、体中の血が沸騰したかのように身体が熱くなる。
そんな私を知ってか知らずか、承太郎は私を先ほどよりも強く抱きしめる。
『~~~っ!!!』
「……」
『あ、あの…』
「なんだ…?」
そろそろ離して欲しい…と言おうとしたが、彼のエメラルドグリーンの双眼に見つめられ、言葉がでなくなる。
「ななし…」
私の名前を呼んだ承太郎の顔が段々と近づいてくる…まさか…。
あまりの恥ずかしさに目を瞑ると、身体が彼の両腕から開放された。
びっくりして、両目を開ける。
「期待したか?」
フッ…と笑いながら、承太郎が問いかけてくる。
からかわれたとわかったとたん、軽い怒りが沸いてきた。
しかし、次の一言でまた羞恥で顔が熱くなる。
「期待してるなら、いつでもしてやるぜ。」
2014/11/6