DIO
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彼を好きだったのか?
―少なくとも嫌いではなかった、と思う。
彼を愛していたのか?
―"愛していた"とはちょっと違う感情だったような気がする。
たぶん、これは"依存"。
私を私として認知してくれる存在。
それが、DIOだっただけの話。
彼が"世の中"の倫理に反する事をしていたのはわかっていた。
でも、私は彼の倫理や信念に身を委ねていたんだ。
良くないコトをしているのは理解してた。
でも、私は私を形作る彼の凶行を止めることはできなかったんだ。
私の中での"生"と"死"のジレンマ。
止めたい気持ちはあったのに、自分の"生"に執着して止められなかった。
そのジレンマに終止符を打ったのが、ジョウタロウ。
やっぱり、DIOを止めるのはジョースターの血統なんだなって、
彼が死んでしまうというのに、少しホッとした気持ちでその時を冷静に見ていた。
彼が光にとけた後、
ジョウタロウは残った私を殺さないでいてくれたけど――
そうやって、こうやって、ああやって、どうやって?
【DIO】なしでどうやって生きていけばいいの?
――――――
2014/9/18
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