Davy Back Fight!
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『落下地点はフィールドの外! このゲームを制したのはなんと、麦わらのルフィ〜!!』
「やったぁルフィ〜!」
「ルフィ〜!」
勝利を不動のものにするアナウンス。
ナミやウソップ、チョッパーをはじめとしたクルーの歓喜の声が共鳴する。
「勝った……!」
ルフィの勝利に、リタも思わず叫んでいた。
その声を拾ったのだろうか。ふと感じた視線を辿ればサンジと目があう。
「サンジ! ……勝った! あいつ、ルフィが!」
要領を得ない言葉を紡ぐ興奮したリタに、サンジは少し目を見開くと、
「当たり前だろ、あいつは船長だ」
と言ってにかっと笑った。
その言葉に今度はリタが瞠目して、
「うん!」
と笑い返す。
「リタ〜!」
呼ばれた声の方を見れば、顔をぐじぐしゃにしながらウソップとチョッパーが飛び込んできて。
リタはクルーと歓喜を共にした。
クルーの元に帰ってきたルフィが目を覚ますと、クルーが安堵やら悪態やらの声を発する。
「……ほんと君たち、いいチームだね」
リタが笑うと
「何他人事みたく言ってんだ! お前も仲間だろ!」
とルフィが当然のように言い張る。
「いや違うけど。うん……」
否定しながらも、その先を言い淀んだところで
「おい麦わらぁ!」
とフォクシーが現れた。
船員の代わりに、海賊旗を。
そう言って筆を持ったルフィの画力を以て完成されていく下手な海賊旗を見ながら、リタは「最後に」と話しかけてきたフォクシーと相対していた。
「残念だリタ……。デービーバックできなかったのもそうだが、カッコいい所を見せられねぇし」
いじけたようにいうフォクシーに、リタは少し驚いて。
「あはは!」
と声を上げて笑った。
「君に限らず、僕は誰のものにもならないよ♡ ……じゃあね、オヤビン」
船長と死闘を繰り広げた彼にウインクをひとつ。くるりと踵を返して、高いヒールでポテポテと歩いていく。
「はうっ!! 最後の最後にオヤビンと呼ばれたこの破壊力!!」
「オヤビーン!!」
(出航したフォクシー海賊団を見送る(?)中、サンジは先のことを思い出し後方に佇む彼をちらりと見やった)
(こいつがオレに笑いかけるなんてな)
(どうだ、うちの船長は)
「やったぁルフィ〜!」
「ルフィ〜!」
勝利を不動のものにするアナウンス。
ナミやウソップ、チョッパーをはじめとしたクルーの歓喜の声が共鳴する。
「勝った……!」
ルフィの勝利に、リタも思わず叫んでいた。
その声を拾ったのだろうか。ふと感じた視線を辿ればサンジと目があう。
「サンジ! ……勝った! あいつ、ルフィが!」
要領を得ない言葉を紡ぐ興奮したリタに、サンジは少し目を見開くと、
「当たり前だろ、あいつは船長だ」
と言ってにかっと笑った。
その言葉に今度はリタが瞠目して、
「うん!」
と笑い返す。
「リタ〜!」
呼ばれた声の方を見れば、顔をぐじぐしゃにしながらウソップとチョッパーが飛び込んできて。
リタはクルーと歓喜を共にした。
クルーの元に帰ってきたルフィが目を覚ますと、クルーが安堵やら悪態やらの声を発する。
「……ほんと君たち、いいチームだね」
リタが笑うと
「何他人事みたく言ってんだ! お前も仲間だろ!」
とルフィが当然のように言い張る。
「いや違うけど。うん……」
否定しながらも、その先を言い淀んだところで
「おい麦わらぁ!」
とフォクシーが現れた。
船員の代わりに、海賊旗を。
そう言って筆を持ったルフィの画力を以て完成されていく下手な海賊旗を見ながら、リタは「最後に」と話しかけてきたフォクシーと相対していた。
「残念だリタ……。デービーバックできなかったのもそうだが、カッコいい所を見せられねぇし」
いじけたようにいうフォクシーに、リタは少し驚いて。
「あはは!」
と声を上げて笑った。
「君に限らず、僕は誰のものにもならないよ♡ ……じゃあね、オヤビン」
船長と死闘を繰り広げた彼にウインクをひとつ。くるりと踵を返して、高いヒールでポテポテと歩いていく。
「はうっ!! 最後の最後にオヤビンと呼ばれたこの破壊力!!」
「オヤビーン!!」
(出航したフォクシー海賊団を見送る(?)中、サンジは先のことを思い出し後方に佇む彼をちらりと見やった)
(こいつがオレに笑いかけるなんてな)
(どうだ、うちの船長は)