Davy Back Fight!
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『恐るべき気力でまた立ち上がった、麦わらのルフィ〜!』
なぜ、ゾロでなく彼が船長なのかと思ったこともあった。
何度「のろのろビーム」で叩きのめされても、立ち上がるアフロ姿の男をリタは注視する。
「あいつもう逃げる力も残ってねェのか……!?」
「あんなルフィ見てられねぇよ!」
仲間の悲痛な声が飛んだ。血を流し、ふらふらと気力だけで意識を保っているのは応援席にいるリタの目にも明らかだった。戦闘開始時のやる気とアフロへの興奮に満ちた姿を、もう思い出せない。
「ルフィ!! お前の方が一瞬早くビームを受けてる! 自由になったらすぐに避けろ!」
自身の右隣にいるサンジが叫んだ。仲間を守って、仲間に守られて。素敵なチームだな、と場違いにも思う。
オレはまた随分と素敵な船に乗り込んだんだな、と何故だか泣きそうになった。
「俺の仲間は誰1人死んでもやらん!」と言ったその「仲間」に、オレは入っているのだろうか、だなんて。
『全ての攻撃が麦わらを仕留めたぁ!』
意識を手放した方がどれだけ楽か。
どうせ盗られるのはオレなのに。
「……立てよ」
小さく呟く。こんなんじゃ、聴こえない。
「勝つって言ったろ! 勝てよルフィー!!!」
全力で声を張り上げる。地の声でなくては、届かない。
彼がなぜあの船の船長なのか、やっとわかった。
(神様、どうか彼に勝利を。)
なぜ、ゾロでなく彼が船長なのかと思ったこともあった。
何度「のろのろビーム」で叩きのめされても、立ち上がるアフロ姿の男をリタは注視する。
「あいつもう逃げる力も残ってねェのか……!?」
「あんなルフィ見てられねぇよ!」
仲間の悲痛な声が飛んだ。血を流し、ふらふらと気力だけで意識を保っているのは応援席にいるリタの目にも明らかだった。戦闘開始時のやる気とアフロへの興奮に満ちた姿を、もう思い出せない。
「ルフィ!! お前の方が一瞬早くビームを受けてる! 自由になったらすぐに避けろ!」
自身の右隣にいるサンジが叫んだ。仲間を守って、仲間に守られて。素敵なチームだな、と場違いにも思う。
オレはまた随分と素敵な船に乗り込んだんだな、と何故だか泣きそうになった。
「俺の仲間は誰1人死んでもやらん!」と言ったその「仲間」に、オレは入っているのだろうか、だなんて。
『全ての攻撃が麦わらを仕留めたぁ!』
意識を手放した方がどれだけ楽か。
どうせ盗られるのはオレなのに。
「……立てよ」
小さく呟く。こんなんじゃ、聴こえない。
「勝つって言ったろ! 勝てよルフィー!!!」
全力で声を張り上げる。地の声でなくては、届かない。
彼がなぜあの船の船長なのか、やっとわかった。
(神様、どうか彼に勝利を。)