七海×後輩
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「どうだった?上手くいった?」
一応声の主を確認して、読んでいた雑誌に視線を戻す。
「何の話ですか?」
「任務受けてくれたって事は、僕のおかげってことだよね!」
やっぱり、この構ってちゃんと絡むとろくなことがない。
「違います。それから五条さん、もうあの店には行かないで下さいね。」
「ええ!?七海が美味しい店があるって教えてくれたんじゃーん!」
無視していると隣に座って、
「まぁ、役に立ったみたいで良かったよ。七海もなかなか悪いとこあるよね〜」
とニヤニヤしながら肩を叩いてくる。
「あなたへの借りはこれで終わりですから、今後は受けませんよ。」
五条さんは彼女と接触する事はないだろう。
本当は再会が偶然じゃなかったことも、バレる心配はない。
いや、最初は偶然だった。
彼女を見つけたのは本当に偶然で、真夏なのに暑苦しい格好をしていた彼女は周りからも視線を浴びていたが、気にしていないようだった。その格好にいたたまれなくなる一方で、男の影がない事に安堵した。
すぐに自宅も職場も突き止めたが、顔は出せなかった。
彼女を目の前にして、自分を抑えられるか不安だったから。
でも彼女とまた話がしたい、抱きしめたい、今度こそは自分の側に置いておきたい衝動は強くなって、日頃何かと言うことを聞いてやっている先輩を使う事にした。
五条さんなら彼女も絶対分かるだろう。
弱みに漬け込む様だが、仕方ない。
予想外だったのは五条さんの方が彼女を覚えていた事だった。
案の定面倒な事になっている。
それでも彼女と会えたことの方がデメリットを上回っていた。
車に乗せた瞬間から、触れてしまいたかった。
酔って記憶がなくなる事は昔からあったので利用させてもらった。
部屋に連れてきてしまえばこっちのもの。
「あなたが嫌がったとしても、帰したくない。」
彼女の寝顔を撫でながら、自分でもこの独占欲に怖くなる。
起きた彼女にシャワーを浴びさせ、出てきたら今度こそ抑えられないだろうと思っていた。
シャワーの水音が止まる。
が、なかなか出てこない事に不安になる。
彼女は自分の傷に私が思うよりコンプレックスを抱えていた。
その傷は私にとっては愛すべき物。それがあるからこそ、彼女の全てを愛せるのは自分しかいないと思わせてくれる。
独りよがりなのは分かっている。
例え受け入れてもらえなくても、止められなかった。
彼女を大切にしたいという思いは昔から変わっていない。
離れていた時間を埋める様にゆっくり愛して、彼女で満たされたい。
この先どんなことをしてでも彼女を守らなければいけないと、自分に縛りを課す。
一応声の主を確認して、読んでいた雑誌に視線を戻す。
「何の話ですか?」
「任務受けてくれたって事は、僕のおかげってことだよね!」
やっぱり、この構ってちゃんと絡むとろくなことがない。
「違います。それから五条さん、もうあの店には行かないで下さいね。」
「ええ!?七海が美味しい店があるって教えてくれたんじゃーん!」
無視していると隣に座って、
「まぁ、役に立ったみたいで良かったよ。七海もなかなか悪いとこあるよね〜」
とニヤニヤしながら肩を叩いてくる。
「あなたへの借りはこれで終わりですから、今後は受けませんよ。」
五条さんは彼女と接触する事はないだろう。
本当は再会が偶然じゃなかったことも、バレる心配はない。
いや、最初は偶然だった。
彼女を見つけたのは本当に偶然で、真夏なのに暑苦しい格好をしていた彼女は周りからも視線を浴びていたが、気にしていないようだった。その格好にいたたまれなくなる一方で、男の影がない事に安堵した。
すぐに自宅も職場も突き止めたが、顔は出せなかった。
彼女を目の前にして、自分を抑えられるか不安だったから。
でも彼女とまた話がしたい、抱きしめたい、今度こそは自分の側に置いておきたい衝動は強くなって、日頃何かと言うことを聞いてやっている先輩を使う事にした。
五条さんなら彼女も絶対分かるだろう。
弱みに漬け込む様だが、仕方ない。
予想外だったのは五条さんの方が彼女を覚えていた事だった。
案の定面倒な事になっている。
それでも彼女と会えたことの方がデメリットを上回っていた。
車に乗せた瞬間から、触れてしまいたかった。
酔って記憶がなくなる事は昔からあったので利用させてもらった。
部屋に連れてきてしまえばこっちのもの。
「あなたが嫌がったとしても、帰したくない。」
彼女の寝顔を撫でながら、自分でもこの独占欲に怖くなる。
起きた彼女にシャワーを浴びさせ、出てきたら今度こそ抑えられないだろうと思っていた。
シャワーの水音が止まる。
が、なかなか出てこない事に不安になる。
彼女は自分の傷に私が思うよりコンプレックスを抱えていた。
その傷は私にとっては愛すべき物。それがあるからこそ、彼女の全てを愛せるのは自分しかいないと思わせてくれる。
独りよがりなのは分かっている。
例え受け入れてもらえなくても、止められなかった。
彼女を大切にしたいという思いは昔から変わっていない。
離れていた時間を埋める様にゆっくり愛して、彼女で満たされたい。
この先どんなことをしてでも彼女を守らなければいけないと、自分に縛りを課す。